Brompton BWR 内装3段ハブ 分解修理作業でした。

先日の作業です。Bromptonをガンガンにお使いのお客さまより、走行中にトラブルが発生してしまったBWR内装ハブのオーバーホールのご依頼をいただきました。かなりの走行距離のようでしたので、まずは一旦分解し、状態を確認。

ハブのドライバー(空転させる機構)部分のベアリングがバラバラになっており、鋼球を保持するリテーナー枠部分が粉々に、バラバラになった鋼球が内部に入り込んでしまっておりました。とりあえず、手持ちの中古ハブから部品を拝借して、復元できるかどうかを確認するため、まずは洗浄。

遊星ギアとアクスルを分解洗浄して組み立ててみましたが、クラッチが触れる部分に結構な摩耗があります。右半分がピカピカになっているのが分かります。

こんな感じ。段付きがひどく、クラッチとキーの動きが悪くなってしまうと判断。

アクスルキーの両端は本来まっすぐなのですが、クラッチに触れる部分で段付きになってしまっており、クラッチ部分も同様に摩耗してしまっていると判断。どこまで交換するか、、、?また、ドライバー部分も交換必須ですので、中身一式を入れ替えることにいたしました。

さらに、リムのブレーキ面の摩耗も大きかったため、新品リムとニップルを用意、スポークとハブシェルのみ流用して組み直しをいたしました。グリスと錆が入り混じったものが内部深くまで入っておりましたので、やはり定期的な調整やグリスアップなどが重要かと思います。基本的には頑丈にできているのですが、玉当たり調整は特に重要かと思います。

今回は状態の良い中古ハブの手持ち在庫がありましたので、比較的お安く修理ができましたが、基本的には当店にて車両をお求めのお客さまへの対応用としております。

先日ご紹介いたしましたが、Brompton C LineはMk6へモデルチェンジする予定です。これまでの車体へ対応する部品の供給がどうなっていくのでしょう(現時点ではメーカーからの回答は出てきておりません)。また、2023年以降はブラックパーツ仕様になっていることもあり、シルバーパーツの供給が若干ですが縮小されつつあります。Bromptonの車体も10年、20年とお使いの方々が増えてきておりますが、何でもかんでも現行の新品部品を交換するだけでなく、中古部品まで含めた柔軟な対応が必要になってくることと思います。この度はありがとうございました!

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