Brompton オーバーホールとクランク交換作業でした。

おかげさまで、本日6月1日をもって当店は17周年を迎えることができました。いつも通りの一日でしたので、いつものまとめ記事、今月の予定はあとで記すこととして、先日の作業をご紹介いたします。

お客さまからのご依頼で、Brompton P6R のオーバーホール作業と共に、クランク周辺を交換いたしました。

6段変速の車体、既にチェーンリングを44Tへ換装しておりましたが、「全体的に外装変速1段分ほど軽いギア比」をご希望でしたので、算出してみるとチェーンリングを36Tへ交換すればOKとの結論が出ました。純正クランクではそこまでのチェーンリングは対応できませんし、Bromptonの車体構造からダイレクトマウント方式が必須。EASTON EA90クランクは同グループのRACEFACE製チェーンリングがそのまま使用可能ですので、MTB用のナローワイド(9/10/11速対応)36Tを手配し組み付けいたしました。折角ですので車体色とマッチするグリーンを選択。ちょっとしたアクセントとなりました。チェーンラインもぴったりと合わせております。

このEA90クランクですが、アルミ製30㎜スピンドルで軽量、高剛性でありながら、最新製品ではないせいか、あまり話題に上ってまいりません。上位機種のEC90SLは廃盤になり、対応するチェーンリングの48/50Tも廃盤となってしまいましたが、EASTON純正にこだわらなければ、WOLFTOOTHやRACEFACEなどなど、その選択肢は非常に多いものです。BBにも流用できる他社製品が多く、クランク長も170/172.5/175㎜が選択可能。もっと性能の高い製品は沢山ございますが、当店では消耗品の入手性、汎用性、価格とのバランスを特に重視しております。

ただ、輸入元さまが在庫を切らせていることが多く、当店におきましても在庫最後の1セットでした。もちろん既に補充発注しておりますが、、、現時点では納期未定です。

また、クランク変更に合わせてリアハブのオーバーホールを実施。リアハブの玉押しに打痕が見受けられましたので、部品取り用のハブから調達し交換いたしました。また、チェーン、リアスプロケットを交換しております。テンショナーとアイドラープーリー、DRプッシャーは洗浄して再使用です。前後のタイヤとチューブ、リムテープは新品へ交換しております。

先にも記しましたが、クランク交換と同時施行ですので、チェーンリングへあわせてチェーンはKMC X9EPTを使用。表面処理が素晴らしく、耐久性が非常に高い製品です。もちろん、外装変速は9速用チェーンに合わせて調整を行いました。

ご旅行先でのトラブルを未然に防ぎたいとのご希望から、タイヤはシュワルベのマラソンプラスを選択(当店独自調達品です)。重量はそれなりに重いのですが、現時点で入手できる最強のタイヤではないかと思います。これでこれからのご旅行を楽しまれることと思います。この度はありがとうございました!

※DAHON Horize Disc リコールのお知らせ ➜ こちら
※5月の予定はこちら → こちら

※5/29時点での在庫はこちら→こちら※一部旧モデルセール中です。
※RIDE AND GET LOST ご好評です → こちら
※当店オリジナル・ミニベロ完成! → こちら
※当店オリジナル Brompton 用フロントハブ  → こちら