本日は鉄道記念日でした。私が幼少の頃に両親買ってもらった、「でんしゃ」の絵本がスタートだったかと思います。何度かここでも触れましたが、そこから鉄道旅行が好きになり、必然的に写真を撮るようになり、輪行、という単語を知ったのも時刻表を眺めていた時だったかと思います。
昨今は鉄道趣味も世の中に認められつつあり、ご来店いただいたお客様との世間話の合間に、私が鉄道好きであることをお話ししても、それほど驚かれることがなくなってきたように思います。それは非常に嬉しいことではあります。しかしながら時折テレビで見かける、引退する車両などを撮影したいがために列車を止めてしまう、他の方へ罵声を浴びせる、およそファンとは言えない方々がいることも事実です。
何度か書いてきておりますが、「どこまで好きか」というところが非常に大切だと思っております。好きだからこそ、鉄道会社へ迷惑をかけない。好きだからこそ、好きではない人（一般のご利用者）へ迷惑をかけない。当然だと言えば当然なのですが、なかなか難しいところで、私自身もできるだけ心がけるようにしているところです。例えば輪行するときでは、出来るだけコンパクトにパッキングする、乗車の際には車端に寄っておく、など少しの心がけで気持ち良く乗っていただけると思います。
インターネット上に氾濫する多種多様な情報。その中には有益なものが多いのですが、相反する情報があることも事実。片方ではダメ。でももう片方では問題なし。その情報の要／不要を判断するのはご自身なのですが、その根っこには、ご自身の「好きさ加減」を置いておいていただきたいと切に願っております。
自身がここまで入れ込むことができた自転車、そしてそのきっかけを作ってくれた鉄道、そして両親。今日の記念日におよそ自転車店とは関係のない話題ではありますが、有り難さとともにそんなことを思った一日。