3/29【水】~3/30【木】 男3人鉄道旅行でした(その②)

続きです。翌日は早起きして、朝食のバイキングでたらふくいただいてから出発。JR岡山駅から瀬戸大橋線で児島駅まで移動です。快速のマリンライナーは30分間隔で乗りやすいですね。児島駅からはバスで移動なのですが、循環ルートゆえに、往路はよいのですが、下津井駅からの復路が非常に遠回り。バスの車内で地図を見ながら思案ののち、数駅分程度を歩いて、最寄りのバス停から児島駅へ戻ればいいか、と判断いたしました。

他の路線ですが、前部に自転車ラックを装備しているバスが!これは要チェックですね。その側面には「風の道」のラッピング。じわじわと盛り上がってきますね~。

20分ほどでしょうか、バスに揺られて到着した下津井港のバス停、そこからすぐ近くにあるのが旧下津井駅跡です。当時の車両が保存されておりますよ。

中学生の時(26年前です)に、廃止のニュースをテレビで見て、とても残念がっていた私を見て、父が「行くぞ!!」と言って、新幹線と在来線を乗り継いで、乗りに連れてきてくれました。すでに当時の駅舎は無くなり、レールもほとんどが撤去されておりますが、今改めて見ても、とても小さな車両たち。古くなり、錆びついてはいますが、自分の子どもたちと一緒に見ることができて、とても嬉しかったのです。

さてさて、写真撮影もそこそこに、廃線跡を歩きます。お子たちも架線柱の跡やレールの跡など、宝探しのように楽しみながらズンズンと歩いていきます。ナローゲージならではの、古レールを流用した架線柱や鉄塔がそのまま残っていたり、そのレールも30㎏レール(!)であったりと、もはや自転車店のブログではない内容ですが(笑)、なんだかんだと楽しみながら、トコトコと歩きました。

先にも書きましたが、当初は3駅分程度だけで児島駅までバスで戻るつもりでしたが、「最後まで歩きたい!!」という本人たちの希望もあり、結局、廃止直前の下津井電鉄全路線、下津井駅~児島駅までの約6.7㎞を完歩(!)。

お腹もすいてきました。なかなかの運動量で汗もかいたことですし、再びJR児島駅まで戻り、マリンライナーでいよいよ高松まで。完歩のご褒美、というわけではございませんが、先頭車のパノラマグリーン席を確保して乗車です。

あっという間に高松駅へ到着。そのまますぐの高松琴平電鉄の高松築港駅まで歩いて乗車。最大の目的である、高松琴平電鉄のデカ1型を見に行くのです。通常は仏生山駅隣の車庫にいるようですので、そこまでの乗車券を買って乗り込みます。元京王5000系に揺られて15分くらいでしょうか?いよいよ到着、ご対面です!

当然のことですが、敷地内には入らずにそっと外から眺めるだけですが、やはり独特の車体形状がグッときます。残念ながら、実際に動いているところを見ることはできませんでしたが、ひとしきり写真をとり、男3人はご満悦です(笑)。

目的を達成すると、お腹が空いてきましたので、近くのうどん屋さんへ。しかし、すでにお昼を大幅に過ぎてしまっておりましたので、残念ながら営業終了しておりました。

ここでムムムと再び試案、すぐ近くの仏生山温泉まで足を延ばします。汗もかいたことですし、おいしいおうどんをいただいてから、お風呂でゆっくりと休むことにいたしました。とても洗練されている建物と、よく考えられた配置の浴槽と洗い場。併設されている宿泊施設も気にはなりますが、またの機会にいたしましょう。

すっかりリフレッシュした一行は、再び仏生山駅から乗車、高松駅からマリンライナーで岡山駅まで。そこからは新幹線で新大阪まで戻ります。調達した駅弁を夕食として車内でいただいて、無事に帰宅いたしました。

男3人で楽しんだ鉄道旅行。天候にも恵まれて非常に楽しいものでした。今回訪れた、下津井電鉄跡のサイクリングロードは、完歩した区間だけではなく、昭和47年に廃止された、茶屋町~児島間も整備がなされております。パンフレットをいただいてきておりますので、店内にて閲覧ができるようにしておきます。自転車にぴったりの季節になってきましたし、サイクリングの参考になりましたら幸いです。

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