14周年を迎えることができました。

一昨日の6月1日、当店は無事に14周年を迎えることができました。あっという間の一年、お子たちはピンと来ていなかったようですが、妻もすっかり忘れてしまっていたようです(笑)。それくらい日常と化していたということにして、日々お越しくださるお客さま方のお顔が思い浮かびます。非常にありがたい限りですね。当店を開業してから生まれた長男は中学生になり、その後生まれた次男は小学5年生になりました。その長男は24インチのMTBが窮屈になってきたところ。先日常連様とその話題をしていたところ、「そういうことなら」とずっと当店でメンテナンスさせていただいていた、CannondaleのMTBをお譲りくださいました。

killerV900。ちょうど私が高校生の時に発売された独特なフレーム形状を持つ、アメリカ製のMTB。記憶ではこのモデルから一般的な1-1/8のヘッドパーツになったかと思います。同級生の友人がKillerV500を買い、一緒になっていろいろなところへ出かけたのを覚えています。少々強引ですが、私が自転車にのめり込み始めた時代の自転車を自分の息子が乗る、というむず痒い感じにニヤニヤしてしまいます。

1990年代のMTBは各メーカーの特色が色濃く表れていて、大変活気のあった時代だと思います。現在のcannondaleはアメリカ製ではなくなり、他社も含めサスペンションやディスクブレーキ、カーボンフレームは当たり前になってきて、重量は軽く、性能の高い自転車はたくさんございます。しかしながら、今新車として販売されている自転車たちは30年後にどれだけ残存していることでしょう。モデルチェンジのサイクルは短くなり、製品耐用年数はより短い設計となっているのでしょうか。販売・修理をしている立場でありながら、そんなことを考えてしまいました。

コロナ禍の影響はまだまだ影を落としていて、輸送コストは増大の一途。連日各輸入元さまからの値上げ通知が届きます。そうなると、、日本国内での製造と消費は見直されても良いのかもしれません。円安も強い逆風ですし、どんどん進む海外メーカー直販の流れもございますので、どうしても零細自転車店はより厳しい立場にならざるを得ないと思えます。しかしながら、これまでのお客さま、これからのお客さまのことを考えると、どのように存続し続けるのか?というところが最重要であると思えます。おかげさまでご好評のBromptonのレストア作業もそうですし、絶対的な件数は少なくとも、今回のような古いMTBの修理作業も大切だと思います。現時点では完璧な対策は思いつくことができておりませんが、今後の方向性はこれだと確信しております。

引き続き、小さなお店だからこそできることを模索しつつ、より高みを目指していくことができるよう、日々踏ん張っていかなくてはなりませんね。オリジナルパーツやグッズ類など、面白さを効かせつつも、より高いレベルを目指して、少しずつでも進んでまいりたいものです。製作完了したオリジナルMTBフレームは今月から来月にかけて組み上げる予定、どんどん乗り込んでまいります。まだまだ至らぬ点も多い店主ですが、今後とも、当店をご愛顧くださいますよう、何卒宜しくお願いいたします。ありがとうございます。

※6月の予定はこちら → こちら
※5/31時点での在庫はこちら→こちら※旧モデルセール中です。
※Daytona DE01 旧モデルが特価です → こちら
※Brompton DPM Print Luggage 発売中です → こちら
※Votani H3 Q3 ご好評です → こちら
※当店オリジナル・ミニベロ完成! → こちら
※当店オリジナル Brompton 用フロントハブ  → こち
※当店オリジナル Brompton 用リアハブ  → こちら