28日は2022年の最終営業日でした。翌日、翌々日と私用を詰め込んでおりましたので、数日空いての更新です。昨年末に記した記事を読み返しつつ振り返ってみますと、所謂コロナ禍で輸入代理店あるいはメーカーからの仕入れと販売の手法が変化してきたことが最も大きかった印象を受けております。設計→生産→販売までのサイクルは基本的には変わらないものの、生産における部品調達にかかる期間は長くなってしまっており、販売店が注文する段階で予約が埋まってしまっていることが非常に多くなっているようです。それは今年に限ったことではなかったのですが、当店のような零細店舗では、ある程度の流行予測や「良い!」と思える製品を事前受注しておくなど、先読みの精度をさらに高めておかなくてはならないと感じています。
それとは別に、戦争による金属材料、輸送コストの上昇により、ほとんどすべての製品での値上げがなされてしまっており、2022年中は前倒しでのご購入が多かったです。当店におきましては、主力商品のBromptonが輸入元移管により、現時点では車両本体の価格は据え置いてくださっているものの、2023年モデルからは仕様変更はあれど実際には値上げの予定、一部の補修部品は12/22付で大幅な値上げがなされております。特に、他の製品を流用できないものにつきましては、現輸入元へも意見をお伝えいたしましたが、状況は変わらず、この値上げの流れは他社も含めて、さらに加速していくことと思います。現時点では一時期ほどの円安ではなくなっていますが、一旦値上げされたものを値下げすることは考えづらく、どのように売り上げを確保していきつつ、よい形で販売を続けていくことができるのか?このお休み中にじっくりと考えておきたいと思います。
とは言え、じっと指をくわえて眺めているわけではなく、新たな方向を模索した一年でもありました。やっとのことで完成した私的チタンMTBや、Bromptonのインデックスシフトの外装4段化、ポーランドのRide and get lostさまの製品お取り扱い開始、粉体塗料によるフレーム再塗装(こちら)など。当店ならではの方向をより深化させていくことはとても重要で、2023年もその方向は変わらずに進めてまいりたいと思っております。
個人的には、各遠征とあわせた東海道五十三次を始め、現時点では東京の日本橋から静岡県の由比宿までを走破。来月には再び東京遠征がございますので、その続きを走る予定です。旧街道ならではの街並みなどの風景とともに、輪行旅行の楽しさをお伝えしてまいります。また、私的チタンMTBも出来上がったことですし、MTBの楽しさをじわっと広めることができればとも考えております。
改めて、2022年も当店をご愛顧くださり、誠にありがとうございました。まだまだ微力ではございますが、店名に恥じないように、引き続き皆さまの自転車生活をお手伝いさせていただきます。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
※2023年は1/5【木】より営業いたします。