昨日、6/1を持ちまして、当店は16周年を迎えることができました。ふと振り返ると、前職と合わせて20年間を自転車店で働いてきたんやな、、と気づきました。コロナ禍からの自転車バブルが身を潜めて、各メーカーさまや輸入代理店さまの現状は様々。今は円安が大きく進行し、外国人観光客の方々によるBromptonの在庫問い合わせやご購入、特に限定モデルへの問い合わせが大幅に増加しております。FacebookやinstagramのDMにおいては、英語でのお問い合わせも激増。しかしながら、国内販売は度重なる値上げで、販売台数が大きく減少しております。
また、別のメーカーに対しては2024年よりディーラーランクを従来より大幅に落としました。これは単純に販売実績が低下してしまったからなのですが、メールと封書一通で通知が来ただけで、契約更新に際しての交渉等の連絡もなく、非常に事務的なものでした。私の感覚としては、値上げを製品価格に転嫁し続け、販売店を無視しネット直販を推し進めたこと、新製品開発と商品力向上の努力を怠ってきたことで、価格に対しての商品力が大きく低下してしまったことが大きいと感じております。
しかし、別のとあるメーカーはゴールデンウィーク前に合わせ、大幅なお値引きキャンペーンを実施。春需と合わせて大きく販売台数を伸ばすことができました。しかしながら、日本導入10周年という節目であり、既存カラーの在庫車を整理しつつ、非常に巧いやり方だった感じています。また、つい先日は新モデルの定価を値下げと、前述のメーカーとはまったく逆の方針です。もちろん、値下げが最良だというわけではありません。
これらの事例からわかるように、各社の進め方次第で現況が大きく変化してしまっております。もちろん、こういったメーカーや輸入代理店だけではなく、各販売店においても、それぞれの進め方で明暗が大きく分かれてしまっていることも、容易に想像できます。自転車の構成部品のほとんどは輸入ですから、円安に伴って定価設定を上げてきているものがほとんど。特に当店の商材は趣味性が強いものですので、生活必需品ではないため、全体的には目に見えて新車販売台数が減少しております。もちろん、対外的な要因のせいにしていては、このまま息絶えてしまうことになりかねませんので、それらへ抗うのか、しなやかにやり過ごすのか。どのように対処していくのかを常に意識しておく必要があります。
一年前に記した内容とほとんど変わりませんが、当店ならではの小回りを利かせ、柔軟に販売・修理対応を深化させていくことはもちろんですが、ある程度絞り込んでいく時期へ入ってきたなと実感しております。具体的にどうするのか?はまだおぼろげですが、おおむねこのような感じ、、、という道筋は出来上がりつつあります。
今日はお天気も良いですし、忙しくなりそう。最近自転車に乗りまくっている次男は、早朝から一眼レフと共にMTBで出かけていきました。自分の足でどこでも行くことができることの楽しさを満喫してくれています。自転車で広がる世界を楽しんでもらいたい。もちろん、自身も楽しみつつ、皆さまの自転車生活をこれからもお手伝いさせていただきます。今後とも当店をご愛顧くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします!いつも、ありがとうございます。
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