10/15【水】~16【木】東京遠征+αでした。(中山道サイクリングその⑥)

しばらく間が空きましたが、先週の中山道サイクリングの続きをUPいたします。翌朝は高尾駅の始発列車で前回の続き、下諏訪宿まで移動。まだ真っ暗なうちからお宿を後にして、電車内でウトウト。寝過ごしそうになりましたが、午前8時ごろ、無事に下諏訪宿の京方見附へ到着いたしました。ここから再スタートです。

GPSを起動し、こまめにルートを確認しながら進みます。まだ早い時間ですので比較的スムーズです。

途中、道標や一里塚などをチェックしつつ進みます。古い日産グロリアでしょうか?きれいな状態。

今井茶屋本陣跡。松の木が見事です。ここからは塩尻峠を登って行きます。

最初はそうでもなかったのですが、後半は嫌になるくらい急な登り!この日の行程はそこそこ難所続きですので、足を温存しておくために早々に下車して押し歩き。途中振り返ると、諏訪湖が小さく見えておりました。

途中には巨石。浅間山の噴火で飛んできたのでしょうか?とかやっているうちに峠へ到着。展望台があるようですがまだ走り始めたところですので、今回はスルー。ここからは一気に下るルートです。

犬飼の清水跡。小さな石碑が可愛らしいです。天候が気になるところですが、美しい風景の中を快走します。

いつものように気になった建物や看板、石碑などをパチパチと撮りながら進んでいると、本山宿へ入りました。ここは緩やかな下り坂ですので、シャーっと進んでいきますね。

道祖神や庚申塚など、沿道には大切に保存されています。信号待ちの間にパチリ。前回の教訓から、今回はマイコップを持参しておりましたよ。

交通量が増えてきました。注意しながら進みます。

中央本線をくぐり、しばらく進むと平出一里塚。ここは松の木が植えられています。

この付近は葡萄畑が非常に多く、甘い香りの中を進んでいきます。

ちょうど踏切が鳴り、特急しなのが高速で通過。タイミングが良い!

どんどん進んで次の洗馬宿へ到着です。

北国街道との分岐点を過ぎ、宿場を通り抜けます。

洗馬駅の案内板があったのでちょっと寄り道してみました。駅本屋は明治42年製。撮影したつもりがタイムラグがあったようで、変に傾斜した画像になってしまっていました(笑)。また特急しなのが通過!

駅から再び中山道へ戻り、神社の参道らしき跡があり、金網が切れています。所謂勝手踏切ですが、もちろん立ち入り禁止。そのすぐ近くの高架をくぐると、煉瓦とコンクリートが並んでいます。煉瓦は明治時代の建造物に多く、中央本線開業時のもの。コンクリート製の部分は後年になって複線化された際のものですね。

すぐに本山宿へ到着。このあたりから小雨がぱらついてきましたが、まずはこのまま進みます。天気予報では崩れる一方でしたので、どのタイミングでレインウェアを着込もうかといったところ。そば切り発祥の地とのことでしたが、運悪くこの日は定休日!。まだ昼食には早いのでそのまま進みます。

本山宿を抜けると、いよいよ木曽路へ入ります。

茶屋本陣の近くの集落では湧き水がこんこんと湧き出していました。長野県は水が豊富です。集落を抜けてちょっとしたダートを登って行くと、中山道と国道、中央本線とが並走する区間になりました。かなり狭い区間でしたので、ゆっくりと押して進んでいると、ちょうど特急が通過!我ながら運が良いですね~。

国道と同じ高さまで下りてきてしばらく並走すると、JR贄川駅の前を通過。この駅舎も明治時代のものでしょうね。とても良い雰囲気です。

駅を過ぎてしばらく進むと贄川宿へ到着。宿場町の入り口付近には関所が保存されておりました。

こちらでも湧水が。飲用可能とのことですので持参のコップでゴクリ。冷たくておいしい!この水源にはオオサンショウウオが生息しているそう。すぐ近くには国の重要文化財という深澤家住宅が保存されていました。江戸末期の木曽地方における町家そのものとのこと。2階部分が付き題した独特な構造ですね。

すぐ近くには贄川のトチ。長野市内に現存するトチの木としては最大とのことです。

贄川宿を抜けて、中山道は国道19号と同じルートを進みます。

木曽平沢の重要伝統的建造物保存地区を抜けます。アスファルトも良い雰囲気のカラー舗装です。

第3中山道踏切を渡って、馬頭観音を横目に進むと、JR奈良井駅へ到着です。


今回最も楽しみにしていた、奈良井宿へ到着です。時刻は12時ちょっと前くらいでしたので、宿場入り口付近のお蕎麦屋さんに入って昼食。サイクリング中ということを抜きにしても、これはかなり美味しかったです。その後、すぐ近くの酒屋さんで日本酒を購入!重いので大阪まで送っていただくことにして、ここからはレインウェアを着込んで再スタートです。雨脚が強くなってきました。

この街並みは圧巻です。使い古された表現ですが、江戸時代へタイムスリップしたようです。

平日の雨天ということもあり、大混雑ではありませんでしたが、外国人観光客の方々も非常に多く、その人気がうかがえます。宿場町の全長は1㎞を超えるそうです。

奈良井宿の西端、中央本線を挟んだ反対側にはC12蒸気機関車が保存されていました。小学生のころに母から買ってもらった電車の本にこの場所、この機関車の写真が載っていました。40年以上経過し実物を見ることができて、ちょっとジーンと来てしまいました。さて、ここから先の中山道は自転車ではまず通ることができないと酒屋さんの方から伺いましたので、一旦東端から迂回する道で鳥居峠へ進むことに。とは言え、約5㎞の未舗装路。雨の中ローギアでじわりじわりと登って行きます。

黙々とペダルを踏み続けて、無事にほぼ頂上へ到着。本来の鳥居峠はここからさらに階段を進まなくてはなりませんでしたので、ここまででヨシ!と判断。クマよけの鐘がありましたので、カーンと鳴らしておきました。ここから先の中山道は車両進入禁止、かつ石畳区間があるようでしたので、再び迂回路で下ります。

先程登ってきたような緩やかな未舗装路ですが、雨の中Bromptonで下るのはなかなか気を遣います。幸いビンディングペダルですし、MTBの感覚で慣れていますので、15km/h程度で下っていくことができました。

途中、道の真ん中にカエル君がいました。自動車も通る可能性がある道ですので、ちょっと横へどいてもらって、これで一安心。さらに下って原町清水で小休止、Bromptonへくっついた泥を洗い流させていただいたら、すぐ薮原宿へ到着です。

薮原宿の街並みも素晴らしかったのですが、雨が強く、iPhoneを出して撮って拭いてからポケットにしまって、、を繰り返すため、このあたりから撮影頻度が少なくなってしまっております。ここからすぐ近くに宮ノ越宿。とは言え、この看板からはしばらく先でした。

美しい町並みと山々の風景がまるで水墨画のよう。雨天も良いものですね。

宮ノ越宿を抜けて、第5中山道踏切を渡ると、間の宿、原野です。しかしながら、悪天候で体が冷え切ってしまったようで、これはイカンと判断、一旦中山道を外れてすぐ近くの天神温泉で温まることにいたしました。ちょっと日が傾いてきましたし、豪雨レベルの雨を温泉内でやり過ごして、予備のウェアへ着替えてから再スタート。帰阪するための列車時刻も調べておきましたので、JR木曽福島駅までと定めて、一気にスパートです。

完全に日が落ちてしまいましたし、撮影しても真っ暗な絵になるだけですので、まったく撮影せずに一気に福島宿へ到着です。体力的には全く問題なく走りきることができましたね。

この細い道が中山道のようです。ちょうど上町商店街の文字。当店と同じ町名ですね。

福島宿も一気に通り抜け、JR木曽福島駅へ到着。この日は遅延が発生していたようですが、何とかこの日中に大阪まで帰ることができそう。特急しなのの時刻まで1時間ほどありましたので、駅前の食堂で夕食をいただいてから、JR名古屋駅まで。列車内で名古屋からの近鉄特急を予約、大阪上本町駅からは自走で帰宅いたしましたが、、、遅延のおかげで名古屋駅での乗り継ぎが4分しかなく、かなり慎重に移動いたしましたよ。

この日は約67㎞、獲得標高は771m。木曽路の美しい風景と水のおいしさがとても印象的な旅でした。この続きは来年以降になりそうです。

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