young idol now 別冊・日本の特急

201205112

さてさて、不定期更新になってしまっております。おかげさまで、バタバタの連休を終えることができました。ありがとうございました。入荷ラッシュも落ち着きを見せ、店頭のレモンの木からも新芽がポツポツとでてきております。

元々は鉄道好きの私ですが、幼少のころに母へねだって買ってもらった写真集、先日ふと思い出して入手することができました。ゆっくりと目を通すと、自身の思う鉄道旅行に対する思いがよみがえってまいります。線路のジョイント音とともに、少し開けた窓から入ってくる心地よい風・・・。ここから旅行が好きになり、鉄道の写真を取ることが好きになり、鉄道模型、そして輪行という単語を知り、自転車の世界へ・・・。

この本の表紙の車両も、つい先日定期運行から引退しました。さすがに古い車両ゆえに決して静かとは言えない車内、大きな振動。しかしそれが何とも言えない雰囲気を醸し出してくれている、と感じておりました。引退に際しての寂しさはありますが、ニュースで見かけた異常ともいえる「テッチャン達」の過熱ぶりには辟易してしまいました。

201205113 「本当に好きであるならばこそ、ご迷惑にならないように」

自転車についても常々申し上げておりますが、ルールがあっての趣味です。30年ほど前のこの写真集でも、巻末には写真撮影に対してのマナーを非常に丁寧に、かつ分かりやすく書かれているのです。もちろん、きっちりと守っていらっしゃる方々も多いことと存じますが、当時、本当に隅から隅まで読みまくり、ボロボロになるまで読んだこの本、再び手にすることができて、いま改めてその内容の素晴らしさに感動いたしました。

「テクニックに流されず、まずは標準レンズで、素直で明快な写真を撮りたい」

機材は大切ですが、まずは楽しむこと。知恵と工夫で少しずつ前進していきたいものです。

前回の当ブログにて私の体調についてちょっと書いてしまい、たくさんのお客様から、「大丈夫?」とお声掛けを頂き、ありがとうございました。ぼちぼちといつも通りの調子になってきております。ご心配をおかけいたしました。