本日の作業です。常連様からのご紹介で、Bromptonの再整備作業を行いました。
当店ならではの整備作業、特に納車整備に関しましては、よくご質問を頂戴いたします。フレームから組み立てるロードバイクやMTBとは異なり、Bromptonにおきましては、箱から出して梱包を解いて、タイヤに空気を入れてしまえば、ある程度までの走行性能は確保されるくらいには組み立てがなされている、という高いレベルで入荷いたします。
当店におけるBromptonの納車整備におきましては、各部の締め付け確認と前後輪の振れ取り、タイヤ及びリムの向きを揃え、ワイヤーへの注油、標準では長すぎるブレーキインナーワイヤーのカット、ヘッドパーツおよびフロントハブの分解とグリスアップは必須です。当店開店当初と比べると、現行品では細かなところのマイナーチェンジがなされ、その頃と比べると、開梱段階での組み立て精度は非常に高くなっているのですが、手作業での組み立てゆえの癖、というところがまだまだございます。
そのすべてをここで書き記すと、非常に長くなってしまうので割愛いたしますが、決して安価ではないBrompton。この小さな店へお越しくださり、ご依頼下さることの有り難さを感じつつ。車体全体のチェックを行います。
必要な箇所には必要な手を入れることが大切であると考えておりますし、必要ではないカスタマイズは必要でない、とお伝えすることも大切です。もちろん、お客様のご要望に対しては柔軟に対応いたしますが、基本的には車体に大きく負荷をかけず、長持ちさせるように、各種の作業を行っております。
ご購入を検討されるお客様にとっては、購入金額というのは安いに越したことはない、というのは十分に承知しておりますが、基本的には定価での販売とさせていただいております。先に記しました、当店としては、「車体価格には必要な納車整備費用が内包されている」ということを、頭の隅っこにでもとどめてくだされば、非常に嬉しく思っております。安売りが最良、ではございません。大切な自転車、長くお付き合いできますように。
この度は当店へご依頼下さり、ありがとうございました。
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