高品質、かつ低価格な製品群。質実剛健、という言葉がぴったりのARAYAさまから、ちょっとマニアックな自転車が出てきております。クロモリフレームにコラムまでカーボン製のフロントフォーク。グラベルロードとしての用途を突き詰めた、ARAYAらしい気遣いの行き届いた一台です。
左)テーパーヘッドチューブにはFSA製のヘッドセット。見るからに剛性の高そうな印象です。中)右)コラムまでカーボン製のフロントフォークですが、フェンダーの取り付けを考慮したダボ穴が用意されておりますよ。
左)同じくフレーム側にもフェンダー台座を装備。中)もちろん、エンドにはリアキャリア台座も。右)シートステーにもキャリアダボを装備。
シクロクロス的ルックスではございますが、「高速走行性能・強力な制動性能・多様な乗車可能フィールド(カタログより)」を目的とした、どちらかと言うとグラベルロードですね。一見すると欲張りとも言える内容ですが、フレームとフォークへ十分な費用がかかったこの車体、コンポーネントはさすがにリア8段のCLARISでコストを抑えています。それでも、STIレバーと機械式ディスクブレーキで、必要十分以上と言えるスペックでしょう。それよりも、この内容でこの価格を実現してきたメーカーの開発力に驚嘆しきり。
<ARAYA>CXG:¥95,000【税別】