Brompton リアヒンジ交換作業です。

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昨夜の作業です。常連さまのBrompton、2010年モデル。ご購入から丸5年を過ぎた車体です。日々のお手入れの甲斐あって、とても奇麗な状態を保ってくださっておりますが、走行距離は2万キロを超え、先日の点検の際にリアヒンジ部分にガタが発見されました。軽微なガタでしたが、今回は大事をとって早めの交換を実施いたしました。

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以前にご紹介のシートスリーブ交換作業もそうですが、Bromptonの根幹部分であるリアヒンジ。パッと見はボルトで固定されているだけに見受けられますが、ネジロック剤は指定があり、簡単に緩めることは大変難しく、Brompton社での研修におきましても、樹脂ワッシャを破壊してから、金工用ののこぎりでヒンジシャフトを切断してリアバックを分離いたします【画像上】。リアバックが分離するとヒンジシャフトを抜きます【画像左上】。今回はヒンジブッシュ(軸受け)の摩耗が大きかったですね。もちろん、全ての部品を交換です。

ブッシュを抜き、新しいブッシュを圧入します【画像中】。圧入することで内径がごくわずかに小さくなりますので、専用リーマーで内側をさらいます【画像右】。ブッシュ部にグリスを塗布してから、新しいヒンジシャフトを入れ、樹脂ワッシャを組み付け【画像下】、リアバックとともに固定ボルトを指定トルクで締めつけます。

201607235昨今では、沢山のメーカーさまから、Brompton用のカスタマイズパーツが発売されておりますが、特にリアヒンジは走行中に緩んではいけない箇所です。今回ご紹介のように、ヒンジシャフトを切断しての交換作業が指定されていることを考慮し、当店におきましては、必ず純正部品を使用しております。より性能を上げるカスタマイズを否定するつもりはございませんが、メーカーの設計意図を汲み取り、長くお使いいただけますよう、今一度ご一考くださいませ。

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