今日は父の日でしたね。閉店後に妻とお子たちからお祝いの品々をもらって、ちょっと照れくささと嬉しさと入り混じった感情を楽しんでいます。あとでビールでも飲みながら、じっくりと堪能することにして、先日入荷のDAHONニューモデルのK3です。
いつも思うことなのですが、輸入元さまへの入荷→出荷、というタイミングはほとんどのお店で同一なので、他店さまと当店との違いをどこで表現するか?というのが思案のしどころ。もちろん、圧倒的な在庫量、迅速なご納車、、、などなどでは到底太刀打ちできませんので、おのずから工業製品としての当該自転車をジロリジロリと見てみることが重要だと考えておりますよ。ということでじっくり組み立ててみた感想なども入り混じります。長文を覚悟くださいませ(笑)。
さて、DAHONの14インチモデル最新としてこの度発売されたこのK3ですが、Dove UNO→Dove Plus→K3、という時系列にて進化しております。所謂自動車メーカーさまの表層意匠を取り入れた安価自転車を駆逐するべく発進したUNO。そのスマッシュヒットから生まれた、より軽量性・走行性を追求したDove PLUS。個人的見解では、いずれも一定以上の商業的成功、、、のちに限定カラーが追加され、大好評のうちに完売した事実がございます。折りたたみ自転車としての本質、「より軽く、より楽チンに、さらりと持ち運びたい」というご要望は多かったのでしょうね、軽量なPLUSに対して、さらに「変速追加(=走行性能UP)」という声が高まるのは必然でしょう。
通常のDAHON(※輸入元アキボウさま)製品は、日本国内向けに多かれ少なかれアレンジが施されていることが多いのですが、「2019年モデルの先行入荷」ということと、発表後すぐの入荷ですから、日本向けアレンジはなく、諸外国向けの製品と同仕様での発売。実際、中国ではあと2色が発売されている模様です。
外装3段変速はオリジナルのリアディレーラーとシフター。シフターは操作性も良く、丁寧に調整を行えば、パチパチと変速が決まります。チェーンリングは53T×9/13/17Tと、比較的ワイドな設定。
さて、このモデルの一番の見どころ、Deltecテクノロジーというワイヤーテンションによるフレームヒンジへの負担低減機構。デンマークのBiomega社(現行品)やアメリカのSlingshot社とも異なる思想ですが、同じBiomega社のPUMAのほうが近いかも。ワイヤーでBB下部とメインフレームを結び、走行時にかかる座屈方向への力を分散させるというアイデア。もちろん、折りたたみ時にはたるみますので、全く邪魔にもならないというもの。EEZZでもシートポストとフレーム各部を結んでおりましたが、どちらかというとフレーム折りたたみ連動機構の一部、という位置づけのように見受けられましたので、それほど強度メンバーとして機能していなかったように思います。
上の画像ではわかりづらいのですが、メインフレームとBBを結ぶJAGWIRE社製のワイヤーが、ただ単純に進行方向上ではなく、BB側がわずかに左側へオフセットしているあたりに、ちょっとニヤリとしたのは内緒です。
まさに目からうろこのDeltecテクノロジーですが、ワイヤーへどの程度のテンションをかけるべきなのか?どう調整するのか?という点は明日以降輸入元へ確認しておこうと思います。ご検討の方は今しばらくお待ちくださいませ。
細かいところですが、ヘッドマークがクリア塗装の下層部、デカールへ変更されておりますね。従来のエンブレム様式のものも高級感がございましたが、これはこれで格好良く好印象。カラーリングはこのホワイト/ブラック、レッド/マットブラックの2色。重量は7.8㎏(ペダル除く)これは人気が出そうですよ。
<DAHON>K3:¥82,000【税別】
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