先日の作業です。前職より大変お世話になっているお客さまより、米ハルザック社のアンダーハンドルリカンベント、レプリカンの乗り心地を改善したいとのことで、フロントフォークを純正のリジッドから、サスペンションフォークへの変更をご依頼くださいました。
しかしながら、16インチWOサイズのサスペンションフォークなど存在していない様子。とは言え、あまり極端に全長の長いものへ変更してしまうと、車高が上がりすぎ、停止及び発進の際に足が届かなくなる可能性があります。諸々思案した結果、近似サイズの18インチHEのフロントフォークを探しましたところ、子ども車用の製品を発見。いわゆるアップライトの自転車とは前輪にかかる荷重は異なりますので、まずはそのまま組み込み、お好みに応じて内部スプリングなどを変更するつもりで換装することにいたしました。
とは言え、アンダーハンドルゆえにそのままではハンドル操作ができません。いつもご協力をお願いしている工場さまと打ち合わせののち、アルミ切削にてブラケットを作成。純正のロッドをそのまま転用できるようにいたしました。
また、ヘッドパーツはイタリアン。今回のサスペンションフォークはJISサイズでしたので、下玉押しのみ手配し、いつでも元通りに戻すことができるよう留意いたしました。これでリカンベントならではの視界の広さへ、乗り心地の良さが加わったことと思います。ありがとうございました！
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