おかげさまで嬉しい反響をたくさん頂戴した、前回の記事。もう一週間も前のことなのですが、私自身楽しかったので、こうやって画像を整理しつつアップしている作業も楽しいものです。
という書き出しでスタートしたのは7/11【木】の午前5時ごろ。宿泊したゲストハウス鎌倉ZEN-JIでは、ドミトリー形式のため、一部屋に対して2段ベッドが2台の計4名が泊まっていますので、早朝からガチャガチャとするのはご迷惑になってしまいますから、ササっと洗顔と歯磨き。またササっと荷物をまとめて、6時過ぎにはチェックアウト。
すぐにiphoneとGPSでルートを確認。のんびりと江ノ電の電車をチェックしながら藤沢駅を目指します。
前回の訪問時には、Pacific Drive-INさまに立ち寄っていましたが、今回は早朝ということもあり、前を通り過ぎるだけにしておいて、記念写真をパチパチ。ちょうどよいタイミングでよいヤレ感のVWビートルが通りかかってくれました。この風景によく似合いますね~。
とか何とか言っているうちに、こちらも前回訪問していた扇屋さまへ到着したものの、こちらもまだ開店前。営業開始までどこかで時間をつぶしても良いのですが、まだ1時間以上もありますし、今回は涙を呑んで先に進みます。まだ朝食も摂っていませんが、藤沢駅周辺ではなにかあるでしょう、ということでどうせならと片瀬江ノ島を経由して藤沢駅へ到着。
とは言え、数軒調べてみましたが定休日あるいは開店前、ということで輪行しようかと思いましたが、8時すぎでしたから大混雑の様相。行き交う電車のぎゅうぎゅう感たるや、、!これはイカンということで自走へ変更。このまま山音製輪所さままでのルートを検索、途中に何か朝食でもいただくことにしましょ、ということで北西へ進路を取ります。
途中、引地川沿いを上流へ向かって進みましたが、非常にきれいに整備されており、自転車通勤をされている方々と沢山すれ違いましたよ。ところどころ未舗装路区間がありましたが、これくらいのオフロードでしたら、スリックのKOJAKタイヤでも十分に走行可能でした。
その後、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス脇を抜けて、ローソンで小休止。ボトルへお茶を補給して再びスタート。東海道新幹線の高架をくぐり、相模線の205系の写真を撮りつつ。途中発見した「ホルモン」の文字にグラグラっと来つつ、ズンズンと進みます。
橋を越えて、いよいよ厚木市に突入。小田急線の踏切では数本の電車を撮影。EXEは架線柱とかぶってしまいました(笑)が、気にせず進んで一気に山音製輪所さまへ到着です。風景がとても素晴らしかったのですが、つい撮影するのを忘れてしまっておりました。
今回の訪問は、当店お客さまのBromptonのリアバック修理依頼のためでもありました。現行品ではなく、1991年あたりの古い車体ですので、一部形状が異なるため、できるだけ最小限の修理にしたかったのが正直なところです。もちろん、車体強度に影響がない部分の補修であることは確認済みです。
修理の方向性を打ち合わせしつつ、ビルダー尾坂さまの愛車を試乗させていただきました。先般開催されたジャパンバイクテクニークで3位に入賞された車体。コンパクトなポジションと締まった未舗装路程度は走行できる太めのタイヤ、硬めのフレーム。グイグイと進む感覚はMTBやロードとはまた違った感覚で非常に面白いものでした。乗り心地の良さで距離を稼ぐ、というよりはいかに早く走破するか?という使い方に合致しているような印象でした。独特でしたね~。
それから、時間を忘れてしまうくらいにたくさんお話をいたしましたが、もっとジャンルの垣根を超えた自転車を作りたい、と仰っていたのが印象的でした。私自身はBromptonとMTBが楽しくて仕方がない!という感じですが、最終的な人生上がりの一台、という自転車を考えてみるのも楽しいものになるのかな?とも思えてまいりました。
鉄道好きの私ですから、、、輪行が容易で、ちょっとくらいの未舗装路もグイグイ行ける、美しい一台、、、。妄想が膨らんでまいりますね。今後の楽しみに取っておくことにいたしましょう(笑)。
とか言っているうちに、結構な時間が経ってしまいましたので、ご挨拶もそこそこに本厚木駅まで移動です。今回のもう一つの目的は、7月21日に引退する、箱根登山鉄道のモハ1型の103+107編成に乗車しておかなくては!!。しかしながら、山音製輪所の尾坂さまとの会話が楽しすぎて、当初の予定を大幅に過ぎておりましたので、仕方がないな~(笑)と小田急ロマンスカーに乗車です。
ホーム上で特急券を購入し、乗車位置で待っていると入線してきたのは、最新のGSE(!)これは嬉しいところ。はやる気持ちを押さえつつ乗車。輪行袋に入れたBromptonは、入り口すぐの荷物置き場へ置かせていただいて、大きな窓ガラスからの展望を楽しみつつ、箱根湯本まで。
この車両は建築家の方がデザインされただけに、非日常感を意識させる意匠が各部に施されています。ガラス面の大きさや奥行きを感じさせる天井や灯具類など、非常に興味深いものでした。もちろん、乗り心地はとても素晴らしいものでしたよ。
結局、朝からほとんど何も口にしていませんでしたので、車内販売であしがら弁当なるものを購入。こちらも沿線の名産や地元食材をふんだんに使用したもので、とても美味しかったですよ。
箱根湯本駅からは箱根登山鉄道にて終点の強羅まで登ります。雨脚が強くなってきましたが、自分の想像していた以上の急こう配をゴリゴリと登っていきます。途中のスイッチバック駅までは最新車両の3000型。沿線には雨に濡れる紫陽花と車両を絡めて撮影されているのでしょうね、三脚を立てている鉄道マニアの方々が散見されました。通ってきた鉄橋【画像上左】を上から見下ろす【画像上中】、というなかなか珍しい体験も。駅の部分は水平ですから、どれだけの急こう配かはわかりやすいかと 【画像上右】。
さて、途中駅でモハ1型が登ってくるのを待って、いよいよ乗り込みます。右へ左へと車体をくねらせて、車輪をきしませながら登っていきます。古い電車ですが非常に力強く、頼もしいものです。途中では3両編成の電車同士が触れてしまいそうになるくらいの急カーブも多く、見ている側としてはまるで鉄道模型のよう。
無事に強羅駅へ到着。乗ってきた電車はまたすぐにふもとまで下りていきました。雨天の平日でしたが、やはり有数の観光地だからでしょうか、たくさんの人でにぎわっておりましたが、女性の方々も電車の写真を撮ていたのが印象的。レトロ感が良いのでしょうね。とは言え、輪行袋を担いでいるのは私だけ。駅構内の工事用車両や展示されている模型などを撮影し、お子たちへのお土産も購入。ここからはBromptonを展開して、今まで登ってきた箱根の山を、ふもとの小田原まで下ります。
初めて走る道ですし、雨天かつ急勾配。ブレーキをかけながら慎重に下りますが、自動車の交通量も結構多い感じ。さらに、走りなれているバスや各種旅館の送迎車など、結構な速度で下っていく車も多かったので、乗りなれていない方ですと、結構怖い思いをされることと思います。
途中で休憩をはさみつつ、無事にJR小田原駅へ到着。レインポンチョをしまって、窓口で切符を購入、崎陽軒のシューマイを買ってバッグへしまい込みます。ここからは16:40発の普通列車で帰阪いたします。事前に調べた限りでは、当日中に帰宅するには途中下車は一切できない様子でしたが、結局車内で食べるタイミングを逸してしまい、翌0:33に無事に京橋駅へ到着、雨はやんでいましたので、のんびりと帰宅したのでした。
いつものごとく、自身の趣味と実益を兼ねた鉄道趣味全開の東京遠征でしたが、うまく予定を組み合わせることで、効率をあげつつも、自身が楽しめるルートでの旅行でした。総走行距離は約94㎞とまあまあといったところでしょうか。とは言え、2速のBromptonでも十分にサイクリングを楽しむことができました。皆さまのサイクリングの参考になりましたら幸いです。
さて、次はどこへ行きましょうか。
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