Brompton P6L オーバーホール作業でした。

先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、Brompton P6Lのオーバーホール作業を行いました。遠方のお客さまゆえ、車体をご送付いただいた上で実施いたしましたが、昨今の部品供給状況はあまりよろしくなく(少しずつですが改善されつつありますが)、大変長らくお待たせをいたしてしまいました。基本的には頑丈な自転車ではありますが、早めのメンテナンスを施すことで、消耗が連鎖していくのを減らすことができることと思います。

若干ピンボケですが、既に絶版のPハンドル。純正のフォームグリップは入手不可ですので、残されていた純正品の寸法を測定し、近似製品を手配いたしました。旧型のシフターは一旦分解しスムーズに作動するようにいたしました。

駆動系はスプロケットとチェーン、テンショナー、後輪のタイヤとチューブを交換。せっかくの分解タイミングでしたので、後輪の振れ取り作業と曲がっていたスポークも数カ所交換いたしました。

ガタが大きかったリアヒンジは一式での交換。工程上、右クランクも着脱いたしましたので、一旦分解してガードとともに洗浄。クランクボルトはキャップが無くなっており、ボルトが錆びてしまってましたので(キャップは既に廃盤)、アーレンキー固定の現行純正品へ交換いたしました。

シートスリーブは現時点ではそこまで摩耗しておりませんでしたが、12/22より大幅に値上げされてしまっております。そのため、点錆が出ていたシートポストも早めに交換し、シートスリーブの消耗を抑えるようにいたしました。シートポストは現在輸入元にて欠品中で、次回入荷は4月の予定。部品がすぐに入荷せず、修理やメンテナンスに期間を要することが多くなってきております。
まだまだ寒い日が続きますが、気持ちよい季節にサッと快走できますよう、早めの対処をお勧めいたしております。この度はありがとうございました!

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