昨日は定休日。つい先日から気になっていた、水間鉄道の未成線跡を探索してまいりました。午前中はちょっと私用がありましたので、お昼過ぎからの出陣でしたが、見どころが多いながらもコンパクトにまとまったルートにしたつもりです。
ということで、なんば駅から急行で貝塚駅まで。ここから水間鉄道へ乗り換えます。途中の清児(せちご)駅から分岐し、和歌山県の粉河町(現在の紀の川市)までの延伸を計画、着工されましたが頓挫してしまいました。今回はその遺構をたどってみようというわけです。
乗り継ぎには十分な時間がありましたので、じっくりと車内を見物。元は東急電鉄で使われていた車両ですので、意図的でしょうか?東急百貨店の広告が残されております。扇風機とクーラー併用なのも時代を感じさせます。
ということで清児駅で下車。Bromptonを展開していると、貝塚方面への列車が到着。こちらは中間車を改造した車両ですので、平面的なお顔。運転台側の窓ガラスが大きく、非対称になっていますね。
急行に乗車しているうちにある程度のルートを下調べしておりましたので、町内の案内板をチェック。清児駅から分岐している黄色い部分が線路予定地跡。若干見えづらいのですが、「水鉄道用地」と書かれているようです。
川を渡って、先ほどの鉄道用地跡の延長上あたりへ来ました。田んぼの中に橋台跡が残っているようですが、稲が元気に生育してくれているせいで全く見えませんでした(笑)。ちょうど中央部分に茂みがちょっと空いている辺りです。このすぐ近くにも橋台跡があったようですが、既に取り壊されていました。残念!気を取り直して次のポイントへ進みます。
すぐ近くに路盤を形成していた部分が残っており、農道として整備されているようです。自分とBromptonが列車になったかのような気分で進んでいきます。
やはり元々が鉄道を敷設する予定だったため、勾配、カーブともに非常に緩やかです。Bromptonでも非常に走りやすく、数百メートルほどでしたが、面白い道でした。この後はほとんど着工されていなかったのか、色々と調べた限りでは、目立った痕跡は見当たりませんでした。
これが最後のポイント。住宅地の中に大きく伸びる用地跡。都市計画道路、泉州山手線と平行する計画だったようです。さて、現時点で約6㎞程度しか走っておらず、これではサイクリングどころではないなと思いましたが、まずは水間観音駅まで移動しようと、GPSでルートを設定してシャーっと走ります。
偶然にも阪堺電鉄モ168の保存車の横を通るということに!ちょっと休憩がてらパチリ。今回は時間の関係で立ち寄ることができませんでしたが、乗馬クラブとイタリア料理店が併設されているみたい。また改めて訪問したいと思います。このあたりもよく整備された未舗装路でしたが、まさに快走!
で、無事に水間観音駅へ到着。しかしながら、列車の時間まで20分ほど。ホーム上で待っても良かったのですが、まだまだ走り足りない感じでしたので、貝塚駅まで走ってしまうことにして、再びペダルを踏むことにいたしました。
駅構内の側線に留置されている部品取り兼保存編成。南海6000系と同様のパイオニア台車。ディスクブレーキが露出しているのが格好良いです。まだ部品は入手できるのでしょうか?旧南海の車両はホームわきに保存されております。
と言っているうちに南海の貝塚駅へ到着。ここからパッと折りたたんで輪行にて帰宅いたしました。日曜日はサイクルトレインが運行なされておりますし、ちょっとした散策にはちょうど良いコースだと思います。今回の走行距離は16.1㎞、獲得標高は115mでした。
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