Brompton 大規模修理作業でした。

先日の作業です。当店の開店当初にご購入下さったBrompton、約16年のご愛用を経て、大規模修理を行いました。リアバックの破損→交換、シートスリーブ交換、メインフレームヒンジ交換、駆動系のオーバーホール、前後タイヤおよびチューブ交換も同時施行です。

破損したリアバック(右チェーンステー)。この車体はグロスブラックですが、同じカラーのものは入手不可。現行のマットブラックのものを手配、交換いたしました。

摩耗が著しかったシートスリーブも交換。右側は取り外したもの、左側が新品部品。

無事に交換完了。サスペンションブロックもこの頃までのゴム製。この後はウレタン製へと変更されておりましたが、それも過去の話。現行では形状こそ異なるものの、再びゴム製へ。

メインフレームヒンジはガタが大きく、6.1㎜径へ交換です。まずは既存のスピンドルを切除。

専用リーマーにて穴を整えてから、スピンドルを挿入、カシメて完了です。

新車当時のものとは異なる後輪へ交換されておりましたが、若干のガタが発生していたため、念のため内装3段ハブは完全に分解して組み直しを行いました。適宜各種グリスとオイルを使い分け、回転性能と耐久性、浸水防止へ気を遣いました。リアスプロケットは14T。チェーンとアイドラープーリー、インジケーターチェーンは新品へ交換いたしました。この頃のテンショナーはゆるみが生じやすく、対策も実施。

この車体は2008年製なのですが、当時のM3/M6標準品からC3用の純正グリップへ交換済み。また、このブレーキレバーは現行から3世代前。個人的には大好きなのですが、知らない方も多いでしょうね。レバーそのものが細く、指のかかりが良いのが私好みです。

この年式までは左右ともBROMPTONの文字列ロゴ、グロス塗装です。翌年から折りたたみ図案のロゴへと変更されましたが、じっくりと見てみると”Made in England”の横には”www.brompton.co.uk”の表記。柔らかな印象のフォントがモダンな印象です。車体は研磨後に撥水コーティングを施しました。
これでまた軽快にお乗りいただけることと思います。この度はありがとうございました!

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