つい先日、ちょっとした縁で入手できた近鉄特急のNゲージ。中学生の時に父の仕事を手伝っては、少しの日当をコツコツと貯めて、MTBを購入する時の資金にしたことを思い出します。
中3の夏休みだったかと思いますが、三重県の現場まで手伝いに行きました。現場のすぐわきには近鉄の線路があり、行き交う列車の音を聞きながら手伝っていました。休みの都合もあり、先に私だけ特急に乗って帰阪したのですが、ちょうど父の現場の真横を通った時に、現場の建屋の横で、父が、私のことなど見えるはずもないのに、ずっと手を振っていてくれたこと・・・。あと数日すれば父も帰宅するはずだったのですが、非常に嬉しく思うとともに、なぜだか切なくて涙が止まらなかったこと。
私の好きな「近鉄の特急」。その時に乗った実車は既に引退してしまいましたが、模型の中では「特急」のマークも誇らしげに、いつまでも第一線で活躍してくれそうです。