餅は餅屋。プロ意識の高さ。

201109281本日はお休み。毎週水曜日は基本的に休業ながら、作業や外回りのためになんだかんだと走りまわっております。昨日は当店近くの靴修理店、「Stroll」さまに修理依頼の靴を持ち込んでの相談。一足はJ.L.Coombsのリングモカシン、もう一足はRedwingのアイリッシュセッター875。いずれも十数年の付き合いで、すでに生産中止になってしまっているもの。気に入ってはいるものの、仕事柄傷つけてしまうことが多いため、半ばお蔵入り状態でしたが、履いてナンボ!とメンテナンス依頼です。

素人同然のメンテナンスしかやってきていませんでしたので、これを機に色々と質問攻め・・・。色々とためになるお話を伺うことができました。革に代表される素材別の取り扱い、常日頃のメンテナンス、修理時期の判断・・・。どの分野においてもそうなのですが、第一線のプロにお話を伺うことは非常に良い刺激となり、自店に対しての糧となります。

靴に対しての愛情だけではなく、ご来店くださったお客様のご要望に対しての引き出しの数。どの分野においても変わらない、プロの仕事がそこには存在していると思います。

201109282画像は前回メンテナンスを依頼した、同じJ.L.Coombsのモカシンブーツです。1830年にアメリカで創業し、伝統的な素材と製法で近年まで生産されておりました。画像では分かりにくいのですが、細かな傷がほとんど分からないくらいになり、革全体の光沢も増しております。ソールはまだ大丈夫とのことで、紐だけ交換してもらいました。歴史のある製品ゆえに、素人判断はせっかくの靴を台無しにしかねない!と考えての依頼。大満足の結果にご機嫌です!

自転車以外の話題のほうが雄弁ですね・・・。好きこそもののナントカ。良いものこそ大切に!ということでご勘弁を。