昨日の続きです。今回の作業にあたって、色々なサイトを検索し情報を得ることができた部分も多く、非常に勉強になりました。今回はTANGE製のサスペンションフォーク（STRUTS）でしたが、エラストマー系樹脂を用いたサスペンション全般の修理作業の可能性がちょっと広がったような気がいたします。
左）今回製作していただいたエラストマー互換の製品。しっかりとグリスを塗布して組み立てましたので、しばらくは安心していただけることと思います。
中）今回入手できた後継機種（STRUTS GS）のデッドストック品。内部構造は良く似ているものの、インナーチューブとコラム部、アウターレッグも全く形状、寸法とも異なり転用不可でしたので、こちらの新品へ入れ替えです。しかしながら、こちらは既にMCUエラストマーが上画像の状態でした・・・。入手した資料では、内部エラストマーは同一仕様のようです。
右）あわせて、打痕のダメージの大きかったヘッドセットを交換。さすがに現代の製品と比べるとストロークが短いものの、しなやかさのなかに腰がある感じです。懐かしい乗り心地を思い出しつつ、お店の前で試乗させていただきました。
今回はたまたま運よく後継機種の新品(!)が入手できましたし、シンプルな構造のものでした。インナーとアウター部分のダストシールの状態がよく、何とかなるな、、という印象を持ちました。しかしながら、現在のフロントフォークの性能は確実に高くなっておりますし、部品の価格も非常に安くなっておりますので、場合によってはフロントフォーク交換のほうがお安く済むこともあるかと思います。
お困りの方はお気軽にご相談くださいませ。ありがとうございました。
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