ここ数年のカーボンロードに対する反動でしょうか、当店におきましてはクロモリロード熱がじわじわと温度上昇しつつあるように感じております。今回は、当店開店当初にレストア事例として製作した、1970年ごろのチネリを組み立ていたしました。
左)ブレーキはコバルト。そのままでは取り付けできませんでしたので、常連さまからご教授いただいた方法を試したり、大先輩から部品提供をいただいたり。中)フリーは5段、リアディレーラーはそのままではストローク過大のため、ストローク調整ネジを別途製作。右)グランボアさまのルネクランク。格好良いですね。
1970年代から現代までの各時代の名品がちりばめられたこの一台、お客さまご自身でじっくりと考えてくださったパーツ構成です。じっくりと見ていきますと、博物館に収蔵されるための自転車ではなく、お客さまご自身で、この自転車をガンガン使うための構成だと見てとれます。制動力の高いキャリパーブレーキ、メンテナンス性に優れたクリンチャーリム。加工によりリーチを詰めたブレーキレバーなど、、、。
お客さまの考える、
「このフレームにこの部品が付いたら格好良いだろうな」
「ここは安全を考えてこの部品だな」
といった思いに対して、当店はご要望にどこまでお応えできるのか?現時点での考えうるだけの案を駆使しての製作でした。私自身、非常に思い入れのあるフレームです。気に入っていただけますと幸いです。
この度はご依頼下さり、誠にありがとうございました。
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