先日入荷した、ARAYAのニューモデル、CXMを組み立ていたしました。初見では昨今のグラベルバイク流行へ乗じたのか?という判断を下しがちなのですが、じっくりと組み立てながら細部にわたって確認していくと、街乗りからスポーツサイクリングまで、広範囲にカバーしうる懐の深さが感じられてきて、これはええ自転車が出てきたぞ!という印象へ変わってまいりました。ARAYAらしい、こまやかな心遣いが感じられる一台です。
クロモリ製の細身なフレームへ少し太めのタイヤ。コントラストが遊び心を感じさせてくれますが、その仕様は質実剛健なもの。
装備品をご紹介していきますと、まず目につくのがBMXレース対応のTIOGA POWERGRIPタイヤ。転がり抵抗が少なく、ある程度のダート走行も許容する製品です。ハンドルはドロップ形状ながら、幅広、かつ下側が緩やかに広がった形状で、未舗装路でもコントロールしやすいもの。♦パターンでグリップ感の分かりやすいバーテープも、フレームカラーとマッチしています。
前後ディスクブレーキは機械式ながら、2ピストン式のTRP製。調整が容易でタッチに優れています。また、フレームからのはみだしが少なく、フェンダーやキャリアの取り付けに支障のない位置にセットされています。駆動系はシマノ製Clarisで前2×後8段。各部ワイヤーの取り回しも非常に良く練られた位置で、前後フェンダーやキャリアの取り付けに配慮されたダボ穴、センタースタンド台座も用意されており、実用性を追求したオプション類の追加にも柔軟に対応します。
とまあ、ここまでべた褒めしてしまっておいて、気になる点がないわけではありません(笑)。サイズが480mmの1サイズであるため(※適応身長160-175㎝)、私ではちょっと小さめに感じたことと、ミスルトーカーキ単色のみ、ということ。とは言え、ここまで丁寧な設計がなされておりますので、スマッシュヒットとなることでしょうから、来年以降の展開が期待できそう。ともあれ、この内容と価格ですから、他社さまにとっては脅威でしょうね。
<ARAYA>CXM:¥108,000【税別】
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