本日の作業です。以前より大変お世話になっているお客さまのBromptonです。ペダルを踏み込んだ際にギシギシ音が大きいとのことで、ご予約をいただいての入庫です。前回お持ちの際に症状を確認しておりましたので、今回のご来店ではヒンジスピンドルの交換を実施。標準では6.0㎜径のものですが、以前に6.1㎜径へ交換済み。一旦既存スピンドルを切除後、6.1㎜径のリーマーを通してから、新品の6.1㎜径スピンドルを挿入してみると、まだガタがある様子でしたので、お客さまと打ち合わせののち、最大の6.35㎜径へ再度リーマーを通して交換を行いました。
上の画像は既存のスピンドルを専用ドリルにて切削しているところ。車体は上下反転しております。スピンドルは車体上部から挿入してからカシメていますので、抜くために車体下部から作業を行っている、という格好です。切削深さにも最大寸法指定がありますので、確認しながらの作業を繰り返します。
無事に既存スピンドルの切削を終えて、既存スピンドルを抜いている作業です。この後無事に抜き終えて、6.35㎜径のリーマーにて拡大、グリスを塗布後に新品スピンドルを圧入いたしました。純正の専用工具は作業性が高いのですが、その構造上まっすぐにスピンドルを圧入しているかどうかが重要ですので、慎重に作業を行います。フレームへ均等に圧入できましたら、同じ工具でスピンドルをカシメて、動作を確認し試走。ガタがなくなり、車体のヨレが感じられなくなりました。ありがとうございました！
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