先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、Bromptonの純正BWRハブ（内装３×外装２段）を外装３段化いたしました。先日、取引のあるメーカーさまよりサンプル品をご提供いただき、別の車体にてテストを実施。組み付けにはそれなりの手間を要するものの、高い完成度を実感しておりました。お客さまも以前よりご興味をお持ちで、いよいよめどが立ちましたので着手した次第です。
ということで、形になりました。当然のことながらそのままでは２枚までしかスプロケットは組み付けできませんので、内装ハブを分解し、外装３段用ドライバーに交換。同時に内部部品を点検し給油。
Bromptonの車体には外装変速用のプッシャーがございますが、その台座は車体側へロウ付けなされておりますので、その個体に合わせてリアスプロケットの位置を微調整したうえで、それに合わせた変速調整を行います。もちろん、後輪の着脱や消耗品の入手性など、なるべく手間のかからない手法を用います。今回の車体では内装ハブの一部部品をフライス盤で切削して寸法調整を行いました。ちなみに、以前のサンプルでは必要のなかった作業でした。
ここまで書くとややこしい！と感じられるかと思いますが、ここまではショップ側での作業です。正しく調整の上組み付けられていれば、お客さまはワイヤーアジャスターでの微調整だけで充分です。ギア比は12/14/17T。他の選択肢もご用意可能ですが、別途ご相談下さい。
また、今回の車体は旧来のシフトレバーでしたので、対応する現行シフトレバーへ変更。PAWL製のブレーキレバーと共用するため、H&H製のシフトレバー台座を用いております（当店お取り扱いなし）。こちらも本来は外装2段用ですが、外装3段へ対応させる内部部品へ換装しております。インジケーターも±表示ではなくなっているのがミソです。この度はありがとうございました！
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