Brompton SACHS T3 内装3段ハブの修理でした。

先日の作業です。お客さまからのご依頼で、SACHS T3内装3段ハブを修理いたしました。お持ち込みされた段階では、2速から変わらないとのことでしたが、内部クラッチが動いておりませんでしたので、早速分解。内部の状態を確認しながら原因を突き止めてまいります。

まずは左リテーナーが破損、左玉押しが偏摩耗しておりました。また、右玉押しがロックしてしまっており、破損した金属片が詰まっている様子でしたので、一つずつ外して洗浄を行います。

右側が取り外した部品、左側は当店在庫の中古ハブから取り出した交換部品です。リテーナーは形状が異なりますが流用可能です。SACHS T3ハブの部品は現在入手が難しいのですが、シンプルな構造と軽快な走行感、高い耐久性で個人的には好きな製品。分解と再組み立てにはちょっとしたコツが必要です。また、基本的には堅牢な製品なのですが、ガタが大きくなる前にこまめな調整をしてあげた方が良いですね。

元通りに組み立てて試走。もちろん問題なしです。ありがとうございました。

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※4/7
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