先日の作業です。内装5段ハブの不調から入庫したBromptonですが、状態を確認していたところ、各ヒンジのガタが非常に大きく、まずはそれぞれの交換をお勧めし、それら以外は作業を進めながら都度ご相談、というやり方にいたしました。まずは各ヒンジの打ち換えです。
慣れた作業ですので、比較的すんなりと進めることができておりましたが、それなりに使い込んでいるものの、社外品のヒンジクランプとヒンジボルトをお使いでしたので、やはりヒンジ軸側へかかる負担が大きかったようです。締め付け不足によりヒンジ接触面の当たりも不均一でしたので、今回はヒンジクランプ、ヒンジボルト共に純正品へ、ガタを取るために6.1㎜径のヒンジスピンドルへ打ち換えいたしました。
2カ所のヒンジスピンドルを打ち換え。同じくガタが大きかったリアヒンジブッシュ一式も交換、打痕の大きかったヘッドパーツは定評あるTANGE製品へ交換。ハブダイナモの配線を整理してOKです。試走後は骨格がしっかりした感じとなり、まずは一安心です。
しかしながら、内装5段ハブは不調のまま、というわけにはまいりません。とは言え、なぜか輸入元へは一切の連絡が取れず。直接Sturmey Archer社へ連絡しても良いのですが、今回はお客さまのご希望もあり、今後の部品入手性を優先し、純正の内装3段ハブを用いて6段化。ちょうど手元にブラックのBWRハブの中古在庫がございましたので、純正スポークとリム、SAPIM製ブラックニップルで手組みです。同時に、駆動系の洗浄とチェーン、テンショナー、ブレーキレバーとシフトレバーも現行品へ交換いたしました。
ということで無事に作業完了。取り急ぎ対処しておきたい部分は一段落ですが、ご自身でのメンテナンスも楽しまれているお客さまですので、今後必要となるであろう作業についても、ご説明しておこうと思います。かなりの作業内容となりましたが、早め早めの対処で、長く楽しんでいただきたいものですね。この度はありがとうございました!
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