Brompton マウンティングブロックのネジ穴修理作業でした。

昨日の作業です。Bromptonのフロントキャリアブロックがグラグラしているとのことでご来店くださいました。2本ある取付ボルトの1本が折れてしまっておりましたが、マウンティングブロックよりも深いところで折れ残っており、手持ちのエキストラクターも使えない状態でしたので、ドリルで慎重に切除し、リコイルを用いてM5ネジ穴を再生いたしました。

Brompton純正のフロントキャリアブロックは最大10㎏までの積載が可能ですが、これを超えて積載した場合、このようなボルトの折損が発生する可能性がございます。また、ヘッドチューブの塗装が剥がれてしまっていることからも分かるように、積載荷重はキャリアブロックからヘッドチューブへかかるように設計されており、フレームにロウ付けされているマウンティングブロックは、キャリアブロック固定用の位置決めとネジ穴である意味が大きいです。

ほとんどの社外品のキャリアブロックは、マウンティングブロックに直接固定してしまう製品が多く、落車の際など強い力がかかった際に、マウンティングブロックをこじるように変形します。過去にはヘッドチューブまで変形した事例もございました。そのため、当店では純正品を強く推奨しております。この度はありがとうございました。

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