7/23【水】~24【木】東京遠征+αでした。(②中山道サイクリングその③)

さて、前回の続きです。6時ごろ起床し朝食。8時ごろチェックアウトして出発です。まずは深谷駅周辺の廃線跡などをチェックしてからに旧中山道へ復帰します。

深谷駅は中山道からちょっと南に位置していますが、めちゃくちゃ離れているわけではありませんので、自転車でしたらすぐの距離。古い建物がたくさん残されていますが、区画整理事業が進んでおり、更地もちらほら見受けられます。

東京駅を模した意匠の深谷駅。近年の改装によるものだそうですが、この近くの日本煉瓦製造で生産された煉瓦が東京駅に用いられたことに由来しているそうです。美しい駅舎ですね。

その深谷駅から北側へ貨物線が伸びておりましたが、現在は廃線となり、遊歩道として活用されております。駅のすぐ東側の鉄橋はレンガで欄干が追加されたものの、プレートガーダー部分はそのままです。ここから川沿いを北上し中山道へ戻りました。

すぐ近くの岡部駅。平屋の駅舎が地方らしい雰囲気。そのままどんどん進みます。

道なりに右側は明治時代に開削したルート、左側はそれまでのルートです。分かれ目部分に説明板がありました。もちろん左側へ進みます。

レトロな雰囲気のホーロー看板。左側へ進むと、すぐ先で合流し、百庚申という史跡がありました。案内板によると、情勢が不安定な時代に安寧を求め建てたようです。

愛車を停めてパチリ。圧巻の光景でした。

すぐ先には滝岡橋があります。ここの橋台にはやっぱりレンガが用いられておりました。

17号線と中山道の交差点にあった不二ドライブイン。めちゃくちゃ格好良い建物!調べてみると、国内最古のドライブインとのこと。まだ朝早い時間のため、準備中の看板が出されておりましたので、後ろ髪をひかれつつ進みます。

中山道交差点を過ぎ、本庄宿へ入ります。非常に古い建物が多く残されており、往時の賑わいを感じながら進みます。旧本庄商業銀行煉瓦倉庫が良い状態で保存されています。

本庄宿を抜けると、煉瓦タイル張りの歩道上に中山道の宿場名を記した意匠が施されておりました。これまで通過してきた街をじっくりと思い出しつつ、ゆっくりと進みます。

道標や常夜灯など、適宜撮影しつつ進みます。

リベット接合のトラス構造が古めかしい印象の柳瀬橋を渡ります。車道と歩道が分離していますが、構造が全く異なっている様子ですので、架橋した時期が大きく異なっているのだと思われます。

小さく映っているので分かりづらいのですが、「上町(かみちょう)」交差点。当店は「上町(うえまち)」ですが、勝手に親近感を持ってしまいます。歩道橋には新潟・長野の文字。ちょっとずつ刻みながらですが、ここまで来たか~と実感します。

倉賀野の例幣使街道との追分。常夜灯と道標が確認できます。ここから日光方面へ行くことができるようです。

北陸新幹線の高架をくぐると、何からローカル線の様相。高崎駅近くなので、、、上信電鉄です。乗ったことがありませんし、気になるところです。調べてみるとすぐに列車が来てくれるみたい。休憩がてら待つことにいたします。

しばらくして列車が通過。250型の2両編成でした。独特の前面形状が面白いです。

中山道からちょっと離れると、結構な規模の商店街がありましたので、ちょっと散策してみました。アーケードが日陰ということもあり、少し休息できました。

再び中山道に戻り、高崎市街を抜けると、烏川を君が代橋で渡ります。明治天皇の巡幸の際にその名前が付けられたそうです。

追分にて小休止。左は中山道、右は草津方面とのこと。ちょうど中央付近に自然石の道標がありましたので、Bromptonを停めて近づいてみると、「右 くさつみち」と刻まれていました。

流石に暑すぎる!ということで、通りがかりのラーメン店に昼食兼休憩。ノンアルコールビールが旨い!ご当地チェーン店のようですが、ギョーザもラーメンも大変美味しかったですよ。サービス券は頻繁には来れませんので辞退いたしました。

しばらく進むと、信越本線を渡る踏切。「第9中山道踏切」との記載。もっとたくさんあるのでしょうね。そして板鼻宿へ到着です。ここには江戸時代から使われている水路があるとのことで、事前に予習を行っておりました。そして、信号待ちの間に発見した板鼻町の道路元標。

和宮さまがお泊りになったという建物が公民館内に移築保存されていますが、時間の関係で今回は外観のみ。すぐ近くのしげたストアーというスーパーで飲み物を補給、中山道と並行する裏側にはお目当ての水路が流れています。管理の水量で堂々とした風情。大きな鯉を養殖しているところもあり、ちょっと涼しくなりました。

板鼻宿を抜け、道標をチェックしつつ進みます。碓氷川で途切れますので堤防上から橋を渡ります。

東邦亜鉛の大工場も見えました。

「有田屋」というお醤油屋さん。天保三年創業という老舗。風格のある建物が素敵です。そのまま進みますがジワリジワリと登り基調になってきています。そろそろ碓氷峠ですね。

安中の松並木を抜けると、原市の道路元標が歩道上にポツンと建っており、結構びっくりします。

やはり緩やかな登りをグイグイと登って行きますと、製糸踏切を渡ります。ここの溝蓋はアプト式のラックレールではないですか!じっくりと見てみますと、まるで自転車のチェーンリングのようにめくれあがっている箇所もあり、非常に興味深いところです。

常夜灯のところでぐるっと回りこんで、上信越自動車道の下をくぐります。五料村高札場跡を曲がると、お東踏切と五料茶屋本陣がありますが、この日はお休み。

で、また信越本線を渡ります。ここは榎踏切という名称です。ここもラックレールが使われています。

ここから一気に小高い丘を登り、石塔群を左に見ながらシャーっと下ると、ついに横川駅へ到着。中学3年生の時に、友人含めて3人で青春18きっぷと周遊券を使って、碓氷峠のEF63を見に来たことを覚えています。当時はお金が無かったのですが、峠の釜めしを食べることができて、陶器の入れ物も持って帰って、学習机の上に飾っていたものです。

この時点で15時過ぎ。帰阪しても良かったのですが、どうせなら軽井沢まで行ってみようと決断。新幹線を用いればこの日のうちに帰宅できそうですので、ヨシ!ペットボトルのお茶を2本買って再スタートいたします。ほどなくして横川の関所跡を通過。

その関所わきからは碓氷鉄道文化むらが一望できました。幼少のころに活躍していた車両たちが余生を過ごしています。まるで鉄道模型みたい。

そうこうしていると、観光用の列車が通過してくれました。EF63のブロアー音は豪快。このあたりから暑さが緩まってきたような気がいたします。いよいよ峠へ突入といった感じか。

坂本宿へ到着。歩道との境目には溝がありますが、とうとうと水が流れており、とても涼し気な気持ちにさせてくれます。ひたすらまっすぐ登ります。ちょうどこのあたりで対向車線にBromptonの方がシャーっと下ってこられました。勝手に親近感がわきます。
アプリの通りに進んでいきましたが、電気柵でガードされている部分がありましたのでちょっと迂回。このあたりから中山道は山道になっているようですので、自転車では通行は困難。18号線の車道にて進むことにいたします。

碓氷湖畔を抜け、信越本線休戦のトンネルを横目に見つつ、じわりじわりと登って行きます。勾配はそれほどきついわけではありませんが、グネグネと曲がりくねっています。

ということで汗だくになりながらめがね橋に到着。休憩がてら撮影。

休憩もそこそこに、グイグイと登って行きますが、このあたりから小雨がぱらついてきました。暑さが和らいで好都合といったところ。

で、グイグイと登り切ってついに群馬県と長野県の県境へ到達!日が傾き始めていますが、雨は止んで日が差して来ています。

が、このままでは軽井沢駅へ直行してしまいますので、北陸新幹線を撮ってから一旦ちょっとだけ引き返して、中山道へ戻るルートを探して再び登って行きました。

基本的には別荘地ですので、私有地に入らないように注意しながら碓氷峠へ到着。熊野皇大神社があり、ここがちょうど県境です。ここでも給水後、一気に軽井沢駅へ向かいます。

暗くなってきましたし、列車の時刻をちょっと気にしながらですので写真がほとんどありませんが、洗練された飲食のお店が多く、活気がある地域ですね。

とかやっているうちに軽井沢駅へ到着。予備の普段着へ着替えてから新幹線で東京経由で帰阪いたしました。軽井沢駅から見えた夕日がとても美しかったのです。この日の走行は約96㎞、獲得標高は1280mでした。次は9月に再び上京する予定ですので、続きが楽しみです。

※DAHON Horize Disc リコールのお知らせ ➜ こちら
※Brompton 「COLOUR UP YOUR P LINE」キャンペーン中です → こちら
※17周年ステッカーができあがりました → こちら
※7-8月の予定はこちら → こちら

※7/30時点での在庫はこちら→こちら※一部旧モデルセール中です。
※RIDE AND GET LOST ご好評です → こちら
※当店オリジナル・ミニベロ完成! → こちら
※当店オリジナル Brompton 用フロントハブ  → こちら