1/21【水】~22【木】東京遠征+αでした。(中山道サイクリングその⑦)

さて、昨日の続き、いよいよ中山道サイクリングの再開なのですが、昨晩から雪がちらついていて、6時ごろに起床した段階ではすでに止んではいたのですが、まあ真っ白でした。これならばスパイクタイヤへ履き替えておけばよかったなーとか思いつつ、お宿の前で積雪状況をチェック。車道はすでに除雪がなされていたようで、まあ行けるところまで行ってみましょう!ということでスタートです。

福島宿は上の段と呼ばれる小高くなった箇所があり、その付近には古い街並みがきれいに保存されております。そこを抜けるとJR木曽福島駅へ出ます。路面は凍っていますが、その上に粉雪がうっすらと積もり、積雪は5㎝あるかないかという程度。このくらいでしたら普通に走行できますよ。

昨日と同じ位置にて撮影。駅前の車道はさすがにツルツルでしたので、そおーっと走行。

この付近の中山道は中央西線とほぼ並行しているのですが、一部は旧中央西線に吸収されてしまっており、迂回を余儀なくされてしまう箇所もありましたが、それもまたよし。

一里塚跡とその説明書き。今回は冬用ウェアを新調しましたので、まったく寒くありません。快適に走行可能です。

木曾の棧(きそのかけはし)と呼ばれる桟橋跡。調べてみますと、1648年に築かれた石垣がそのまま残っているとのこと。この付近は落石が多い難所で、中央西線は国道19号の少し上付近の斜面に沿って敷設されています。

撮影などの小休止の際には、そこら辺の枝などで雪を落としてから、凍った路面をバリバリと踏みしめながら走行。

沿道には一里塚跡の石碑。この辺りで上松宿へ到着。ちょこちょこと撮影しながら、駆動系の雪を掻きとりながらですので、とてものんびりとしたペースで進んでいきます。

上左】材木役所跡が小学校になっています。上中】寿命蕎麦が名物の元旅館の建物。上右】このような石畳の場合は、凍結している可能性を鑑みて、押し歩きで進みます。

石仏を発見。ここの石垣は文化元年のものとの説明書きがありました。すぐ近くには小野の滝があります。

上左】中央西線の橋梁が敷設されて以来、風情が損なわれてしまったとの記載がありましたが、個人的にはレンガ橋台との対比が美しいなと感じます。上中】一里塚跡。上右】そのまま進むと中央西線を渡り、少しずつ上っていきます。

中央西線から少し離れていますが、基本的には線路伝いに走ります。JR倉本駅近くでは、工事のため通行止め。仕方なくう回路を走ります。

緩やかなカーブを高速で通過する383系。格好良いですね~。

しばらく進み、須原宿へ到着。JR須原駅はよい雰囲気。開業時からの駅舎が使用されています。

水舟というサワラ材をくりぬいた宿場用水が使われています。ここには正岡子規の歌碑も。

歌碑の向かいにある西岡酒造さま。ここでは杣酒という発酵酒などを購入。300年以上続く酒蔵だそうです。お店の方が大変親切に教えてくださり、大変興味深いお話をたくさん伺いました。ありがとうございました!

しばらく走って、第12中仙道踏切付近で、ちょうど名古屋行きの「しなの」が通過。カーブでは車体を傾け、雪煙を上げながら、高速で通過していきます。個人的にはこの貫通型の方が格好良いと思っています。

第9中仙道踏切を超え、野尻宿の元旅館「庭田屋」。すでに営業はされていないとのことでしたが、美しく保存されていました。

モノトーンの風景のなか、雪と氷を踏みしめる音、チェーン駆動音だけが聞こえてきます。

旧第3中仙道踏切付近にて長野行きの「しなの」が通過。この辺りを走るころには自転車への雪の堆積が多く、都度ほじくっていましたが、ちょっと面倒になってきました(笑)。

自動車の通行は全くなく、心地よく走行可能です。

上左】柿其橋(かきぞめばし)からの風景。木曽川の青々とした水面がとても美しいです。上中】ここでも小休止+雪落とし。上右】雪落としを繰り返していたのですが、ついにディレーラーが折れてしまいました!折損した部品を探すためにいったん引き返し、無事に回収。折れてしまったとは言え、テンショナーが生きているのでOK。ここからは変速なしで走行します。

次は三留野宿。柏屋という民宿がありました。こんなお宿を拠点に散策してみるのもよさそうです。すぐ近くにはJR南木曽駅。かつては木曽森林鉄道という森林鉄道があり、木曽谷の林業を支えていましたが、現在は廃線。トラック輸送へ移り変わりました。しかしながら、JR駅裏の敷地形状から、広大な貨物駅があったであろうことは容易に想像できます。

上左】次の妻籠宿まではすぐ近くです。上中】袖振りの松を左手に見て進みます。上右】上り基調ですが乗車できないほどではありません。雰囲気の良い家並みを抜けていきます。

上左】中山道蛇石とのこと。上右】いよいよ妻籠宿まであと少し。石畳を下ります。

妻籠宿へ到着。以前より聞いておりましたが、圧倒的に美しい街並みです。ここらでちょっと遅めの昼食にします。

お店の方がお声がけくださったこともあり、暖をとるべく入店。おやきと五平餅をいただきました。五平餅は初めていただきましたが、胡桃味噌を塗る混んでから焼いているとのこと。温かく香ばしく、大変美味しいものでした。店主の方から、近隣の稲作事情のお話をうかがい、楽しいひと時でした。ありがとうございました!

店頭にて記念撮影。ディレーラー破損のため、テンショナーが設置しそう。気を付けながら走行します。

古い街並みがほとんどそのまま保存されており、平日ということもあるのでしょうけれども、静まり返った空気が心地よいもの。宿場町の南端付近には水力発電所がありました。この建物も結構な歴史を感じるつくり。さて、次は馬籠宿ですがその前に馬籠峠が控えております。ディレーラーが破損していますので手動変速でローギアへ。ボチボチと進みます。

上左】ギコギコと登っていきますが、歩道は積雪が多く、どうしても車道を走らざるを得ません。凍っている部分を避けつつ、後方から迫る自動車を意識しながら、黙々と進みます。上中】茶屋跡がありました。いよいよ峠が近いです!上右】ついに頂上。長かった長野県を抜け、岐阜県へ入りました。

一気に下り、もうすぐ馬籠宿。

上左】クマ出没注意の看板から先は石畳でしたので、下車してBromptonを押して下ります。車道でもよかったのですが、つい先ほどからブレーキパッドがほとんど消耗しきってしまっていましたので、道路が凍っていることもあり、押して下ると判断いたしました。上中】中山道の石碑。上右】やっと馬籠宿へ到着。

基本的に下り坂+石畳ですので、このまま下車で降りていきます。冬季+木曜日のせいでしょうか。ほとんどすべての店舗が営業を終了してしまっていますが、これはこれで観光地らしくなくてよい雰囲気。じっくり眺めながら歩いていきました。

まったく人の気配がありません。冷たく穏やかな空気が流れています。この後、馬籠宿の京方見付のところでお土産を購入し、大阪まで発送していただきました。その後は一気に下ります。この付近では路面にほとんど雪はなく、舗装路はある程度乾いてきていますので、おのずとペースが上がります。

黒々とした、圧倒される山容。中山道サイクリングも半分を過ぎて、ここまでの標高までへ上ってくることはもうありません。うっすらと寂しさを感じつつ、この風景を目に焼き付けておきました。

上左】一気に下って、落合宿へ到着。上中】落合宿本陣が保存されています。上右】「助け合い大釜」という大きな窯が展示されています。日本の伝統的食文化と密接な関係がある道具(大釜)を保存すると共に、イベントなどで大釜料理(千人キノコ汁)を参加者に振舞うようにしているそうです。


善昌寺にある大松。ここが落合宿の西端です。ここからは左折して中津川宿へ向かいます。ちらっと常夜灯が写っておりますが、その向かいに石道標があったようです。すでに薄暗くなってきておりましたので、まったく気づきませんでした。

上左】いよいよ中津川市街の明かりが見えてきました。同時に日が沈み始めています。上中】途中で発見した、第一用水という治水施設でしょうか。小さな水力発電所が併設されており、周辺の街灯の電力を賄っているとのことでした。上右】この歩道橋で国道をまたぐと、中津川宿へ到着です。



上左】中津川宿の入り口にある「すや」という和菓子屋さん。栗きんとんが名物とのことで、他のいくつかと一緒に購入。帰りの列車の中でいただくことにしました。上中】JR中津川駅。ここから「しなの」で輪行、帰阪いたしますが、乗車まで時間がありましたので、近所で夕食。上右】ということですぐ近くの「五十番」さまにて名物の焼きそばと焼き飯をいただきました。Bromptonはすでに輪行袋へ入れており、徒歩移動ですのでビールでもOK。

中津川駅は初めて訪れましたが、とても良い雰囲気。待合室内にはコーヒースタンドとお蕎麦屋さんがあり、ホーム上からもいただくことができる構造だったようです。しかしながら、つい先日閉店されてしまったようです。手書きされた閉店のお知らせの文面に、これまでの感謝の気持ちがつづられておりました。寒い中列車を待つ時間に、あたたかなお蕎麦をすする、、、。鉄道旅の風情をささえてくれたことでしょうね。お疲れさまでした。

定刻に入線してきた「しなの」へ乗車。名古屋駅まで約1時間と、かなりの俊足。名古屋駅からは近鉄のアーバンライナーで大阪上本町駅まで移動。車内で先ほど購入した栗きんとんとホットコーヒーをいただきました。ふわりと溶けるのですが、味わいはまさに栗そのもの、、、。これには驚きましたが、9月から1月までの季節商品だったはず。次の機会には味わうことができなさそう。ちょっと残念ですが、また次の行程にも、きっと素敵な出会いが待っていてくれていることでしょう。

自転車と鉄道を組み合わせた、お気軽サイクリングの楽しさ。自転車に乗ることはもちろんですが、人々との交流や各地の名産、そして地元とは異なる各地の風景と歴史などなど、どのような方向からでも楽しむことができることと思います。まだまだ寒い季節ではありますが、この季節ならではの楽しみ方もあるはず。もちろん、誰かさんのように雪中行軍をする必要はありませんが、少しでも皆さまのきっかけになることがあれば、とても嬉しく思います。

今回の走行は2日間で約80.6㎞、獲得標高は1145mでした。

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