紙一重。

おかげさまで、いつも通り(?)にバタバタとしております。

201206261ここ最近は小さなカメラが手元に集まってきております。以前から所有しているCONTAX Tとは別に、今回入手した2機も縁あっての入手なのですが、今までずっと気になっていた機種たちでもあります。コンパクト性、携帯性を優先した設計でありながら、機能を必要以上に盛り込まず、削ぎ落としすぎず、伝統あるレンズを搭載する。可愛らしいルックスももちろんですが、写真を撮ること、というカメラの本質を逸脱していないところにその魅力があるのではないでしょうか。

写真やカメラそのものには決して詳しくありませんので、あくまでも私個人の見解ではありますが、単純に見かけだけの意匠の美しさだけではなく、操作系の配置、各機構部や使用材質など、各社の考え方が製品の機能と外観に現れていると思います。「どのような使い方のためにこのカメラを手にするか」という部分はもちろんですが、「良い製品を手にすることで、自らの感性を磨いていく」ことも大切だと思います。

私の好きな方の言葉に、『「何でもできる」というのは「何にもできない」というのと紙一重だ』というものがあります。万能を目指して設計された製品は、その製品コンセプトの不明瞭さゆえに、使い手から敬遠されてしまうことがありうる、ということ。コンパクト性、耐久性、走行性能、軽量性、不変性、低価格、、、色々な要素が複雑に絡み合うなかで、「何をするためにこの自転車を手にするか」という部分がやはり大切です。人力による高効率の移動手段として、ただ単純なブームではなく、本当に良い製品、お客様の使い方に合った製品をご提案してまいりたい、と考えております。

しかしながら、機能を最優先にして衣服を選ぶことが少ないことと同様に、たたずまいの美しさや色、ブランドの歴史にほれ込んで、という方もいらっしゃることと思います。その部分も決しておろそかにはできませんね。日々勉強勉強。

さて、カメラを入手できたことでテンションが上がっております。いつも以上にまとまりのない文章はこの辺で。