効率と「らしさ」。

201201231

2012年になり、あっという間に20日が過ぎましたね。正月ボケもいつの間にか抜けて、閉店後に友人とともに店内レイアウト変更案の打ちあわせ、と称しての雑談。3年を過ぎ、決して広くはない店内の中で、いかにお客様が心地よく自転車をお選びいただけるか。いかに見易くアクセサリー類を展示するか。旧モデルの特価販売はどうする?その上で当店らしい雰囲気を醸し出すためには・・・?

自転車仲間でもある、建築のプロと店舗デザインのプロからの意見は非常に面白く、スペース制約、コスト制約がある中での無駄の排斥、効率の向上への提案がポコポコと生まれてきます。でも、遊び心は忘れずに。

Canonの革新的デザインのハーフ版カメラ、Dial35-2。コンパクトながらも操作性を考えられたレバー類の配置、マニュアル操作も可能という機能性ながら、受光部分は電話機のダイヤルを彷彿とさせる形状。ゼンマイチャージノブは撮影時にはグリップ兼用・・・。そのデザインゆえに気になっておりましたが、なかなかタイミングが合わず入手できておりませんでした。

数年来の想いが通じたのか、手元にやってきた銀色の小箱。操作性とそのコンパクト性、存在感のある奇抜なデザインながらも、決して破綻していない。当店の向かうべき方向を示唆しているように思えてきます。