Brompton ヒンジ 破損事例です。

201405022

さてさて、連休ということもございますでしょうか、本日ご来店のお客様、ちょっとご無沙汰いたしております、とご挨拶もそこそこに、ご愛用のBromptonのステム側ヒンジが、どうもぐらついているとのこと。じっくりと拝見してみますと、社外品のクランプへ交換され、シャフト部にスプリングが組み付けられておりました。しかもそのスプリングを巻き込んでしまい、シャフトへまとわりついてしまっている状況。以前にもFacebookページにて記しておりましたが、スプリングを入れてしまうことで、ネジの締めつけにより本来はクランプが締めつけられ、かつヒンジ面圧を必要十分に確保する、という構造のはずが、ヒンジがスプリングを押さえつけてしまい、確実に閉じられていませんでした。そしてヒンジが緩いままでお乗りいただいた結果、画像の右端のヒンジ軸が飛び出してしきてまっております。この部分にもわずかにガタが生じてしまっており、ステムは交換を要する作業となりました。もちろんヒンジクランプは純正へ戻しました。

今回の原因としては、①シャフト部へスプリングが挿入されていること、②社外品のクランプをご使用されていたこと、の2点がございます。①は上記の理由でヒンジ固定力が不足。②は社外品である以上、Brompton社から図面提供を受けていなければ、Brompton社の設計寸法とは異なった製品となります。角度は?寸法は?純正品の使用素材は?・・・以前にも記しましたがこの部分はクラッシャブルゾーンとも言うべき緩衝部品。フレームの破損を未然に防ぐべく、定期的な交換を推奨されている部品です。ジュラルミンなど必要以上に強度を持たせてしまうと問題が生じる可能性は否定できません。

当店におきましては、外観などのドレスアップ部分につきましては、お客様の嗜好に合わせて色々とご提案などさせていただくこともございますが、フレーム根幹にかかわる部品(特にヒンジクランプ、シートクランプなど)はできるだけ純正品をお勧めしております。

※お問い合わせはこちらから → こちら

※当店ロゴステッカー配布中です → こちら
※現時点での在庫状況はこちら → こちら※5/2更新!
※当店オリジナル・Brompton専用フロントハブ完成! → こちら
※ご来店の際には営業日をご確認くださいませ → こちら