昨日の定休日。久しぶりに単独行を行ってまいりました。所用を済ませてからの一人サイクリング、今回は能登川駅から五個荘駅を経由、近江鉄道の引き込み線を拝見してから近江八幡までをぶらり。古き良き街並みが残る、旧中山道周辺を走ってまいりました。
まずはJR能登川駅にて下車。GPSをセットして適当に近江鉄道の五個荘駅まで走ります。以前に通りがかった際に、車窓から草生したレールが見えたので、ずっと気になっていたのでした。GPSでは約5㎞程でしたので、途中の駐車場横に置かれたワラ1型の車体をチェックしたり、猫と戯れたりしつつ、すぐに到着。構内踏切も好ましい風情。駅構内のお土産店はお休みだったので、すぐにお目当てのレールをたどります。
線路のすぐ上には東海道新幹線の高架。2面2線の対向式ホームとは別に、明らかにひょろひょろとしたレールがこちら側へ伸びてきています。レール表面もさびてしまっており、頻繁に走行がなされていないことが見て取れます。しかしながら、架線はありますので、廃線ではないのかしら?
高架に触れても問題ないように、絶縁のためでしょうか?木材で保護されているのが面白いですね。
手動の転轍機、木製の枕木、シンプルな形状の架線柱など、まるで軽便鉄道かのような雰囲気が好ましいです。もちろん、全て踏切からの撮影であり、線路内へは立ち入っておりません。とは言え、住宅や果樹園?との境界はどうなっているのでしょう?興味深いところです。
結構不思議な風景を見ながら、ぶらぶらとペダルを回していますと、道路の横にロープウェイのゴンドラが置かれています!外観から想像するに1970年代かな??と思いましたが、よく見てみると横には銘板がきれいに残っています。それによると1993年に製造された比良索道のゴンドラのようです。可愛らしい形状ですね。倉庫として使われているようです。
サイクリングではありませんが、以前に六甲山のアスレチックへ出かけた際に、すぐ近くの駐車場の事務所に摩耶ロープウェイのゴンドラが転用なされていたのを発見して、お子たちと盛り上がったことを思い出しました(笑)。
そのまま線路を探しながらグルーっと迂回して、大きな道路に突き当たる部分で終端を迎えました。簡易的な車止めがあり、おそらくそこには踏切があったのでしょうね、注意を促すための標識が横たわっていました。ちょうどこの道路の横に河川が並行しており、元々は川砂の採取用として使用されていたようですが、現在は線路のバラスト積載用として使われているようです。近江鉄道では電気機関車は使用なされなくなっていますから、電車でバラスト用の貨車を引いてくるということでしょうね。機会があれば見てみたいものです。
ということで、用事を済ませたのでここから五個荘駅から近江鉄道に乗るか~と思っていたのですが、列車の時間まで20分程度あります。もちろんそれくらいは問題ないのですが、その列車では一旦彦根駅まで北上してからJRの新快速で大阪へ。
これではつまらないので、自転車で近江八幡駅まで走れば、ほぼ同時刻に大阪まで戻ることができそう、ということで近江鉄道には乗らずに、GPSで何となくルートを見ながら、風景の良いところを眺めつつ南下することにいたしました。
途中、水路が流れる風情ある通りには旧五個荘郵便局の建物。古い洋風建築は格好良いものですが、じっくりと見る時間がなく、再訪を願ってパチリ。
いつの間にか旧中山道に入り込んでいたようで、宿場町入口の石塔と松並木がありました。改めてじっくりと散策したいところです。雰囲気の良い喫茶店もあり、次回のためにしっかりと下調べが必要ですね。
あとは列車の時間も迫っていましたので、それなりのペースで走行。旧中山道と国道8号線はほぼ並走しておりますが、やはり国道は交通量も多く、走りづらいですので、細い道を選びつつJR近江八幡の駅まで。駅近くでは近江鉄道の線路と桜並木が並行する箇所があり、もう少し温かくなってくるとまた別の美しさを楽しむことができそうです。
で、無事に近江八幡の駅に到着。ちょうど駅前の金券ショップで格安切符を入手。サラッと予定通りの新快速に乗車して帰宅いたしました。鉄分満載の今回は約20㎞、獲得標高は58mでした~。
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