先日の作業です。お客さまがご愛用のVOTANI H3ですが、キックスタンドがグラグラになってしまい、外れてしまったとのことで入庫いたしました。見てみると、2本のボルトのうちの1本が折れ残ってしまっておりました。
ということで、ごくわずかに残っている部分にルーターで溝を入れ、タガネでゆるみ方向へ叩いていきます。バーナーでボルトの周囲を加熱すると、ステンレス製のボルトよりもアルミのフレームのほうがより大きく膨張しますので、ごくわずかにできた隙間へ適宜注油します。それを繰り返していきますと、無事に外すことができました。今回はネジ穴の破損は見受けられませんでしたので、そのままスタンドの加工へ移ります。
以前と同様、既に複数回実施しておりますので、ある程度慣れてまいりました。フレームの台座側の厚みを実測し、それに合わせてスタンドへ溝を入れていきます。今回は深さ1.5㎜程度。
ステンレス製ボルトへロックタイトを塗布後、しっかりと締めこんで完成です。これで再発防止完了です。ありがとうございました！
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