KLEIN PINNACLE オーバーホールいたしました。

先日の作業です。友人からのご紹介のお客さま、KLEINのPINNNACLEのオーバーホールをご依頼くださいました。さすがに年式なりのヤレ感はございますが、しっかりと組み立てをやり直しつつ、街乗りを主としたお使い方へ適したアレンジなど、一緒に部品選定を楽しみました。時間はかかりましたが、非常に楽しい作業でした。

今となってはMTBでは採用されることはないでしょう、1インチのヘッドセット。時代を感じさせてくれます。今後を考慮して、耐久性の高いChrisKing製、GripNut仕様です。より上位の機種はAirHEADというKLEINオリジナルの専用品ですので、しっかり使うならこちらの方が安心なのかもしれません。

当時はMTBでも12-28Tのリアスプロケット。現代ではロードバイクでも11-32Tなど、よりワイドなギア比ですが、街乗りでのご使用を考慮しつつ、ハブを変更したくありませんでしたので、7速のまま、現在でも入手の容易な11-28Tへ変更。リアディレーラーは調整でクリア。M730系のDeore XTは私が高校1年生のころだったかな。シンプルながら武骨さが漂い、とても格好よいリアディレーラーやなあと思います。

写っておりませんが、クランクはお持ち込みのCookBrosRacing製。こちらも当時の定番ですが、やっぱり格好良い!街乗りを考慮してフロントはシングルにいたしましたが、チェーン外れを防止する意味で、フロントディレーラーは一旦残しております。今後はギア比の変更もお考えですので、一旦標準品を使用し、ギア比が定まってからナローワイドリングへ変更することも視野に入れています。

以前、個人的に別モデルに乗っていたことがありますが、KLEIN社のMTBは、非常に軽量なアルミ製ながら、快適な乗り心地を有しつつ、非常に耐久性が高いフレーム。塗膜が厚く美しいカラーリングの塗装も含め、あこがれの的だったと記憶しております。その外見だけでなく、2.5インチ幅までを飲み込むことができるチェーンステイとシートステイのクリアランスの大きさ、BB側は角断面、エンドへ向かって丸断面へと連続的に変化するチェーンステイ、泥詰まりを未然に防ぐブリッジ形状、チェーンサックを防ぐ専用デバイスの装備などなど、よりオフロード走行を重視した機能的な部分での評価も高かったものです。

その他には、タイヤ交換と前後輪振れ取り、ハブを分解してのグリスアップ、ブレーキ及びシフトワイヤーの交換、ブレーキシューも交換。消耗箇所をリフレッシュし、走行感も軽快になりました。
また乗りたくなってきました(笑)。ありがとうございました!

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