先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、2008年式のBromptonを再塗装、お持ち込みの部品とあわせて、P3E仕様を製作いたしました。カラーリングはお客さまとともに検討し、イエローとグレーの組み合わせへ決定。前後半とで異なる印象となるよう意識いたしました。以前より検討していた塗装業者さまが、より品質を高めるべく積極的にご提案下さり、試験的要素も多かったのですが、非常に美しい仕上がりとなり、当店におけるオーバーホールやカスタマイズ作業の幅がより大きく広がりました。もちろん、お客さまも大変お喜びくださいました！
メインフレームのヒンジを境界に、前半はイエロー＋シルバーパーツ、後半はマットグレー＋ブラックパーツという構成です。リムは当店オリジナルのSunRingle CR18とフロントハブ、TANGE FL270Cヘッドパーツとヒンジクランプ。いずれもブロンズ色に揃えております。細かいところですが、各ワイヤー類も前後でカラーを変えております。
打って変わって後半部分はマットグレー＋ブラックパーツ。同じく当店オリジナルハブで外装3段化を行っております。タイヤはKOJAKのタンカラー。前半のイエローと呼応しての選択です。サスペンションブロックは旧来のゴム製をそのまま使用。柔らかな乗り心地です。サドルはBROOKSのC17にKATAE製の真鍮ナットを組み合わせました。
instagramやFacebookでは既にアップしておりましたが、フェンダーを取り外した際にフロントブレーキアウターが前輪に触れてしまいます。それを防止するためのケーブルフェンダーディスクという部品があるのですが、年式によってはフロントフォークに台座がない場合があります。今回はステンレス線材をそれらしく加工し、無事に解決いたしました。ご要望が多ければ、製品化も視野へ入れております。お問合せ下さいませ。
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