ちょっとサイクリングその⑰・天理~法隆寺

さて、昨日の定休日。個人的には恒例のちょっとサイクリングへ出かけてまいりました。今回は上本町駅から近鉄電車に乗ってぶらり散策。Bromptonをさっと輪行袋へ入れ、地下2階の上六庵にて軽い昼食を済ませてからの出陣です。ここ最近メニュー変更があったようで、お気に入りだった「黄ぃそば」が無くなってしまっていたようで、ちょっと残念。

とりあえず奈良行きに乗り込み、車内で検索しながら行先を決めます。今回は天理軽便鉄道の廃線跡を巡ることにして、Googleマップ上で地点登録をしておきました。上の画像は天理駅のプラットホームです。4面3線の頭端式で、かなりの規模。平端駅から普通電車が往復しているようですが、やはり祭事等では混雑することを見越した設計なのでしょうね。

ということで下車した天理駅前から広がる商店街をぷらぷら。途中では日本酒と奈良漬けを購入。古い看板や建造物をパチパチと撮影しつつ進みます。

歴史を感じさせる商店街ですが、決してさびれた印象ではなく、とても清潔な雰囲気。アーケードから差し込む光も心地よく、ええ感じやなーと進みます。

今回の目的地の一つ、「手作り厨房 天」さま。以前に訪れた際に購入して帰ったお惣菜が家族に好評だったので再訪した次第。今回も結構な量を買い込んだのですが、やはり好評でしたよ!

ということで本題へ取り掛かりはじめましょう。列車内で事前に登録していた地点を結ぶように西進していきます。途中では近鉄天理線の車両を撮影したり。ちょうど改軌&電化100周年とのことで、地元の学校にてデザインされたヘッドマークが掲示されていましたよ。

ということで近鉄橿原線と天理線の分岐、平端駅付近まで戻ってきました。ここからは廃線跡巡りです。

左】築堤跡 右】額田部駅跡とのことですが、なかなか難易度の高い痕跡ですが、これはこれで想像力を掻き立てられます。私だけでしょうか(笑)。

そのままズンズン進みますと、安堵町歴史民俗資料館があり、ここは奈良県再設置運動に尽力した、運動家今村勤三の邸宅を活用した歴史展示施設です。天理軽便鉄道に関する資料も展示されているとのことで、じっくりと見学させていただきました。

庭園には「勤三桜」と名付けられた見事な開館記念樹。少し葉が出てきてはいますが、この時期ならではの美しさだと思います。

左】この細い路地裏を小さな列車が走っていたようです。右】今でも残る築堤と橋台跡。大正時代のレンガ積みが現代にも残されているのが感慨深いです。

ちょうど電柱が右上から並んでいますが、ここも廃線跡です。小さな水路をまたぐ橋台跡はやはりレンガ積み。周辺はコンクリ―トで固められているとはいえ、大正時代から続く水路が現在でも畑へ水を供給し続けているのが面白いものです。

そのまま進んでJR法隆寺駅前までやってきました。駅の東側に流れる水路でしょうか、ここでもレンガ積みの橋台跡が残されています。現在でも鉄製の橋が架かっているのが興味深いところです。

そのまますぐ近くのJR法隆寺駅から輪行にて帰宅いたしました。今の近鉄天理線につながる天理軽便鉄道の廃線跡を散策してみましたが、元々は参詣客を運ぶために建設されたものの、現在の近鉄の路線延長に伴ってその姿を消した鉄道。

往路は現在の近畿日本鉄道で、復路は開業当初の天理軽便鉄道をたどりながら、という鉄道の歴史を感じながらののんびり散策を楽しむことができました。今回の走行は約18.9㎞、獲得標高は約53mでした。やはり鉄道関連は高低差が少なく、お気軽サイクリングにもってこいですね。

※4月の予定はこちら → こちら
※4/23【土】24【日】はテルミニフリーマーケットです。

※4/12時点での在庫はこちら→こちら※旧モデルセール中です。
※Votani H3 Q3 ご好評です → こちら
※当店オリジナル・ミニベロ完成! → こちら
※当店オリジナル Brompton 用フロントハブ  → こち