15周年を迎えることができました。

先日の6/1【木】で、当店は15周年を迎えることができました。定休日でしたので、のんびりとどこかへ出かけても良かったのですが、内装業を営んでいた父とともに、当店2階倉庫部分の内装仕上げ作業をバリバリとやっておりました。15年前にも父と一緒になって1階店舗部分の内装作業をやりましたが、体力仕事は私が行いつつ、少しずつ仕上がってきています。今日で一段落しましたので、近々にお子たちと一緒にペンキ塗りをやろうと思います。

振り返ってみますと、コロナ禍で世界的に自転車バブルが起きたことは記憶に新しいところですが、ある会社は在庫がないためにお客さまからは3か月先の生産予定分の予約を受け付けるしかなかったです。また、ある会社の製品は納期遅延が幾度も重なり、実際に入荷したのは約1年後。度重なる納期遅延により、翌年のモデルで先行予約を受け付けたものの、それらの入荷も大幅遅延、一部のお客さまからはキャンセルをお受けすることもございました。

しかしながら、メーカーや輸入代理店が悪い!と言いたいわけではなく、外的要因でここまで振り回されてしまう可能性をたたきつけられてしまったような状況だった、という認識。前回、14周年の当ブログ記事にも記していましたように、零細店舗ならではの存続し続けるための方策を、より綿密に考えていくことが最も良いのだと再認識することができました。2年ほど前に入手したコンタマシンも、頻度は少ないものの、一点物の部品製作に大活躍してくれていますし(こちらこちらこちらこちら)、つい先日はより技術を上げるべく、基礎的な金属加工等の書籍をまとめて購入したところです。

メーカーさまも同様に、直販サイトを立ち上げたり、意図的に定価を値下げしたり、年間契約ノルマ金額を上げたり、取扱店を限定したりと、方策は多岐にわたりますが、どれが正しいかなんて、やってみなくては分かりませんし、他で成功したやり方が当店でも合致することもないでしょうから、当店は当店なりのやり方で進んでまいりましょうか。

乱暴な言い方になりますが、当店のオリジナル製品以外は、他店さまでも入手ができるものが多い、ということを肝に銘じておくことが重要だと考えています。沢山の自転車店の中から、当店をお選びいただけるよう、どうすれば、より良いものとなるのか?どうすれば、お客さまのニーズにお応えできるのか?ということは当然として、存続し続けるためにはある程度の取捨選択も必要であると考え始めております。各メーカーさまとの契約更新に対してのノルマ的条件を受け入れるのか?それとも見切るのか。もちろん交渉することも必要ですし、こちらの意図を正しくお伝えする技術も必要でしょう。そのためには自らの考えを常に整えておく必要があります。

さっき撮った当店の看板です。今愛用のカメラボディはずっとお世話になっているお客さまから譲っていただいたもの、レンズは開店時に親友から譲ってもらったもの。結局、たくさんの方々にに支えてもらっているな、、と温かな気持ちになりました。昨晩からの大雨は小雨になり、今はほとんど止んでいます。明日は土曜日、天気も回復してきたし、忙しくなりそうです。

今後とも、当店をご愛顧くださいますよう、何卒宜しくお願いいたします。いつも、ありがとうございます。

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