7/12【水】~13【木】 東京遠征+αでした。(②旧東海道サイクリングその⑦)

昨日の続きです。翌朝、朝食をいただいてからチェックアウト。宿泊先は旧東海道から約7㎞程離れておりましたので、JR島田駅近くまで戻るわけですが、その道中にずっと気になっていた、蓬莱橋という木造橋があるのです。明治時代に架橋され、いまだに現役として使用されているとのことで、ぜひ渡ってみたかったのです。

ということで、じっくり少しずつ茶畑の間を登り、やっと見えてきた大井川。ほんの少しだけ蓬莱橋が見えています。ちょうどこの画像がピークの辺り。ここから一気につづら折りの道を下るのですが、後輪の不調が悪化してきている様子で、どうも一カ所だけリム幅が広がってきているみたい。恐らくダブルウォールの内壁部分が割れ始めているのだろうと推察。慎重に下っていたのですが、苔で覆われた路面で滑ってしまい落車。しかしながら、ケガもなく短パンが汚れた程度ですぐに復帰です。

こちらが蓬莱橋。欄干が低く、木製ですから自転車を走らせるとギシギシ、ミシミシと鴬張りの床板のようになかなか賑やか。とは言え、豊富な水量と美しい水面!早朝でしたので人気も少なく、撮影もはかどります。途中には補修作業の方々もおられ、しっかりとした維持管理に感謝です。

吹き抜ける風がとても心地よい!欄干の低さがお分かりいただけるかと思います。

対岸はJR東海道本線が目と鼻の先です。

渡りきったところには料金所がございます。自転車の通行料金は100円。貴重な橋を渡ることができることと、維持管理の大変さを考えると安いものです。

ということで、無事に旧東海道へ復帰。島田宿を抜けると大井神社があり、すぐ大井川を渡りますが、川会所が設けられており、当時の建物が保存されております。往時の雰囲気を感じることができます。

いよいよ大井川を渡ります。南側にはJR東海道本線の鉄橋が見えます。ちょうど313系?が通過してくれました。約1㎞の大井川橋、先ほどの蓬莱橋とは大きく時代が異なります。

渡ったところは金谷宿。大井川鐵道は早くから観光用としてSLを走らせていることで有名です。私としては乗車したことはございませんが、これからの予定を考慮すると、さっと見るだけにしておきました。新金谷駅そばの車庫には近鉄、東急の古い電車が見えてラッキーでした。

あまり長居はできませんので、さっと進みますが、3本の水路が合流するところでまた見入ってしまいました。岸壁と橋が直交してT字路風になっているのは面白い形状です。そしてそのまま右側から来た水路と合流したあと、大井川へ注ぎます。

そろそろ登りがきつくなってきましたが、まだまだ問題ないレベル。金谷駅の脇を抜けると、目の前にはグーンと上るまっすぐな道ですが、まだ1速は使いませんよ。

これはキツイ。1速へシフトしてしっかりとトラクションをかけつつ踏みます。小雨が降ってきました(泣)。すると、復元された石畳の道が登場。ここは押しながら進みますが、石と石の間にタイヤが引っ掛かりやすく、ほとんど担いでいるのと同じ状態。とにかく汗だくになってしまいました。

何とか石畳を通過し、アスファルトの道をさらに登ると、再び石畳の道、今度は下りですが、さすがにキツイので、すぐ横のアスファルトの道で迂回します。江戸時代の東海道は石畳で直線的に進んでいますが、現代の東海道は勾配を緩めるためにうねうねとカーブしています。遠回りですが勾配は緩いです。下りきってからはまた急峻な登り、、、中山峠という名称のようです。1速でゴリゴリと登って行きます。

急勾配の途中。美しい風景を眺めながら休憩を繰り返して登って行きました。

やっとのことで登り切り、すこし平坦になってきました。ここの名産「子育て飴」をいただきたかったのですが、この日は定休日!とは言え、土日だけの営業のようですので、私が再訪するのは結構難しいことが発覚しましたが、気を取り直して進むことにして、比較的緩やかな勾配をシャーっと走ります。坂の途中に「夜泣き石跡」がありましたので、一旦停車し手を合わせておきました。

ちょうど下りきる辺りで、浮世絵の案内板がありました。日坂宿へ到着です。宿場町では現代の住宅と当時の建物が混在していますが、道筋は当時のまま。時代の変化を実感できます。

宿場町を過ぎ、どんどん西へ進みますが、この日は非常に暑かったので、すぐにボトルのお茶を消費してしまいます。ちょうど天竜浜名湖鉄道の駅近くのコンビニへ立ち寄ったのですが、1Lのお茶を買ってきてから、ボトルに詰め替えていると、ちょうどディーゼルカーが到着。運が良いですね。その後は平坦な道が続きますが、ちょこちょこと見事な松並木が現れてくれます。当時の旅人も眺めた風景と同じなのでしょうね。

非常に走りやすいのですが、自動車の速度も結構ですので、若干の緊張感を伴いますが、確実に距離を稼いでいきます。途中見つけた木製の常夜灯。この付近から北側の秋葉山へ参拝する方々の道筋を照らしてくれていたようです。かなり凝った作りです。

基本的に東海道五十三次アプリを参考に進んでいるのですが、この付近で「明治の道」と「江戸の古道」の看板が。今朝、金谷宿手前の石畳で懲りておりましたので、ここは明治時代の道を選択。それでもなかなかの勾配を一気に登り、また緩やかに下り、しばらく走るとJR磐田駅の近く、見附宿。商店街を抜けていると、とても雰囲気の良い魚屋さん!素敵な建物が残されています。

天竜川が近くなってきましたが、なぜだか結構な迂回をさせられてしまいます。川近くで一旦北上してから南下、小さな街を通り抜けると天竜川を渡ります。当時の川の水深など、渡りやすさの都合でしょうか?どちらにしましても、いよいよ天竜川を渡ります。

天竜川を渡っていますと、すぐ隣には自動車用の橋梁、その向こうにはJR東海道本線の橋梁が見えます。211系と313系の併結でしょうか?ちょうど列車が通ってくれました。

天竜川を渡ると浜松市に入りましたが、暑さに疲れてきましたので、この付近での写真は非常に少なくなってきておりますが、目についたものは引き返してチェックしています。軽便鉄道跡!とのことですが、なるほど、住宅街のなかに細い道が緩やかな曲線を描いていて、確かに鉄道跡を感じます。その後、果物屋さんの前を通りがかったときに、とても良い香りに引き付けられ、一旦引き返して入店。のどが渇いていたこともあり、メロンジュースをいただきました!めちゃくちゃ美味しかったのです。

そこからはほどなくして浜松駅に到着!先ほどの果物屋さんの方から、近隣のお風呂屋さんを教えていただいておりましたので、小一時間ほどお風呂でくつろいでから、浜松駅から東海道新幹線で帰阪いたしました。浜松駅前の商業施設に入っているスパでしたが、設備がとても充実しておりましたので、また次も行きたいところ。

Bromptonがありますので、特大荷物スペース付き座席を指定、のぞみは名古屋駅で乗り換えを要するため、ひかりにて帰阪です。待ち時間の間にお弁当とビールを購入、ホーム上で通過列車を撮影しながら待つのもええもんです。あ、めちゃくちゃ美味しかったのは言うまでもありません。
この日の走行距離は69㎞、獲得標高は512m。2日間では103㎞/667mでした。次はどのような季節に走ることができるでしょうか?楽しみです!

ちなみに、前振りのように記していた後輪ブレーキの件ですが、帰宅後チェックしましたら、リムがパックリと割れてしまっておりました。特に激しい使い方を行っていた記憶はございませんが、やはり、重量と耐久性とのバランス次第ですね。次の代替品をどうするのか考えるのも楽しいものです。

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