プロジェクト#9 スポーツ車としてのBrompton【21】

既にinstagramのストーリーズではUPしておりましたが、昨日は久しぶりにお休みをいただいて、サイクリングへ出かけてまいりました。とても良いリフレッシュができましたので、今朝からグイグイと作業を進めております。

さて、先日よりコチョコチョと進めておりましたが、以前よりお取引のあるBrommie+さまから新型リムのサンプルをお分けいただいたので、テスト用の車体を製作いたしました。

このフレームは落車によりハンドルストッパー部が脱落していたもの。研磨後にロウ付け、クリアー仕上げといたしました。修理履歴が明確になるのも面白いかと思います。

リアフレームも同様にローラー台座部分が折損しておりましたので、グイっと曲げ戻してからロウ材にて補強を施してみました。こちらも同様にクリアー仕上げです。

ChrisKingのヘッドパーツは以前に乗っていたMTBから移設。GripNutは別途手配いたしました。フロントフォークとステムは在庫の中古品を使用。

クランク周辺、リアブレーキは以前使っていた私物。ペダルとサドルはお客さまからの頂き物です。

リアハブは当店オリジナルのものですが、販売できなかったサンプル品を加工の上使用いたしました。エンドキャップ形状が量産品とは大きく異なります。

肝心のBrommie+さまの新型リム。それぞれのニップルがハブへ向かうように穴があけられておりますので、スポークと共に一直線に組み立てることが可能です。個人的にはフロント20穴ラジアル組みでは積載時やオフロード走行時によれるような印象を受けておりましたので、リア用28穴リムで6本組みとしてみました。スーパーライトモデル用のバテッドスポークで乗り心地と軽量性も目指しております。タイヤは先般発売のパナレーサー、アジリスト。転がりの軽さが特筆ものですね。

今回の車体はテスト用と銘打っておりますが、中古フレームの修繕、中古部品類の活用、製造年の隔たりを気にせず組み立てることができる、Bromptonならではのカスタマイズする楽しさをある程度表現しつつ、走りを楽しめる仕様、かつ低コストでの車体製作を意識してみました。

ここ数年における新車販売価格の値上がりはもはや仕方がないところですが、かといって横目でチラチラと見ているだけでは意味がありません。これまでもそうでしたが、お客さまがお越しくださり、自転車をご購入、メンテナンスを依頼くださる、というサイクルが続くことが重要で、それでこそ自転車店が存続し続ける意味であり、その地域における必要性が出てくるはずです。販売する側の都合を一方的にお客さま側へ押し付けてしまうと循環しませんし、ある程度コストダウンしつつ、品質を担保できるのであれば、このような中古部品等の活用も良いのではないでしょうか。ちなみにすでにこの車体は長男に狙われております(笑)。
お金を湯水のように注ぎ込むばかりではなく、乗ってナンボ!輪行してナンボ!でありたいものです。

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