2013? or 2012?

今日はクリスマスイブ。かなり冷え込んだせいか、日中は雪がちらついた時もございました。しかしながら、行き交う人々はこの寒さも含めて、今日を楽しんでいる様子。どこかしら温かな表情をされているようにも見え、こちらまで何だか少しだけ心躍る感じもいたしますね・・・。とは言っても、自転車店の店主として。こんな寒い日にもご来店下さる方々には本当に有り難く思います。そしてここ最近よく聞かれるご質問。

「2012年と2013年、どっちのBromptonがいいですか?」

ただ単純に答えてしまえは、2013年!なのですが、お客様のお使い方やお急ぎ具合によっては、2012年モデルのほうがよい選択ともなりえると考えております。2013年モデルでの改良点はこちらをご覧いただくこととして、大きくはこの3箇所の変更がキモです。

①ダブルウォールリム201222241

高圧タイヤが標準のBrompton。従来のシングルウォールリムでは完全対応というわけではなく、当店におきましては、納車整備時にはリムテープの交換は必須でした。軽量性やコストの点ではそちらに軍配が上がるのでしょうが、ここをやっと変更してきたか!というのが本音です。断面形状もタイヤの脱着を考慮しておりますし、ブレーキングによるリム摩耗限界表示があったり、前後輪で異なるスポーク角度を考慮した穴加工だったり、ブレーキ当たり面の高さが大きくとれていたりと、流石の専用設計品です。

②ブレーキレバー

こちらも従来から大きく変更され、アルミ製のレバーおよびブラケット部を持ち、レバー部だけが前に大きくオフセットした形状になっているため、折りたたみ時にワイヤー類との干渉をうまく避けております。細い形状ながらアルミ製となったブラケット部はしっかりとブレーキングしてもたわむ感じはございませんし、ワイヤーの出口もステムへの流れを妨げず、アジャスターは大きなダイヤルで操作性抜群。さらにブラケット部の幅が細くなったことでグリップ変更の際のカット量が小さくなり、自由度が増しております。ここも流石!しかしながら、一点だけ申し上げるとすれば、レバーが前後方向に幅広いかな・・・という感じを受けました(私自身はかなり手が大きく指も長いです)。

③前後ランプのオプション化

上記①②のグレードアップのせいなのでしょうか、従来は標準装備とされていた前後ランプがオプション設定となりました。ご乗車の際には別途お買い求めいただく必要がございます。もちろん、純正品である必要はございませんよ。

さて、この①②③を踏まえますと、「性能重視」のお客様には2013年ですが、「通勤で使いたいけど、帰宅は遅い時間帯なのでライトは欲しい。でも少しでもお安いほうがいいな」という方には2012年も悪くないですね。

例えば、S2Lですと2012年はホワイト、ブラックとクラレットが標準色です。2013年はホワイト、ブラックは変わらずターキッシュへ変更されております。2013年モデルでもクラレットは生産されますが、その場合にはカラーオーダーでの発注となりますので、+¥10500。次回の入荷は4月ごろの予定。上記の①②改良点よりもカラー、納期、ライトの有無、価格の要素から、2012年モデルのほうが合致することも十分あり得るのです。他のモデルでも同様のことが言えます。なるほど!と思っていただけた方は是非是非ご相談を。じっくりとご説明させていただきます。お気軽にどうぞ。

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