cannondale Killer V 900 オーバーホールいたしました。

先日の作業です。お客さまよりご依頼を受けて、古いキャノンデールのMTB、KillerV900のオーバーホールを行いました。キャノンデール独特の突き出したリアエンドではなく、一般的なエンドへ変更がなされており、極太のペパロニフォークが装備されていますので、おそらく1995年式でしょうか。高校生の時に、友人と一緒にMTBを買い、色々なところに行ったことを思い出します。

その友人はひとつ下位グレードのKillerV500でしたが、上位機種と基本的なフレームは同一で、コンポーネントのグレード違いでした。私はGTのクロモリ製、カラコラムというグレードを乗っておりましたが、彼に借りて乗らせてもらった際に、「アルミフレームってこんなに軽いんや!!」と驚いたのを覚えております。

少々脱線いたしました。他にも自転車をお持ちのお客さまゆえ、現在では入手困難なPCD94mmのチェーンリングは使用頻度を考慮し一旦そのまま、使用頻度の高いリア駆動系の消耗品交換と、ガタが生じていたホイールの刷新を行っております。古いMTBをお持ちの方へ参考になりましたら幸いです。

リアディレーラーはRD-M737。8速時代のXTグレードです。個人的にも使っていたことがございますが、現在入手可能な8速対応プーリーへ交換。カセットスプロケットも、歯数構成を変更せずに現在の製品へ交換。もちろんチェーンも。

Vブレーキ仕様ですので、前後ハブはDEORE、リムはコストパフォーマンスに優れたアラヤ製のTM-840F。アイレット付きでダブルウォール。比較的安価で精度も高く、良い製品ですよ。これらをSAPIM製のステンレススポークで組み立て。ごくごく一般的な構成ですが、精度良く組み立てれば、十分以上の性能を発揮いたしますよ。

古いものでも、思い入れのある自転車を修理させていただき、非常に嬉しく、楽しい作業でした。この度はありがとうございました!

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