Brompton M6L オーバーホールいたしました。

先日の作業です。2011年ごろのBromptonをオーバーホールいたしました。室内にて長期間保管なされていたようで、一見したところでは状態は悪くなかったですが、各部の洗浄とグリスアップ、ゴム類の交換は必須でした。タイヤはお客さまのお持ち込み待ちでしたので、チューブとリムテープだけ交換し、標準タイヤをいったん戻した状態での撮影です。

フロントハブは分解洗浄とグリスアップ。古いグリスがこびりついてしまっておりましたので、新車整備よりも時間はかかりますね。

ほとんど乗られていなかった様子ですので、チェーンやチェーンリング、リアスプロケットも車体から取り外して洗浄。チェーンリングガードディスクも取り外しての作業でした。

ブレーキシューはFibrax製のものが当時の標準品ですが、現在では入手できません。現行品はSWISSSTOP製のものですが、あまりにも高額すぎるので、シマノ製品を組み付け。グリーンラベルのタイヤも懐かしい!ワイヤー出口部分の蛇腹は硬化し破れていたので交換。

年式の割には走行距離はほとんどなく、消耗していた部分は皆無でした。室内保管だったとはいうことで、錆もほとんどない状態でしたから、洗浄とグリスアップ、調整や組み立て直し程度で仕上げることができました。需要の高まりから、中古車の需要も高いようで、某オークションなどでも高額で取引がなされているようですが、状態の見極めが難しいことと思います。今回の事例は素性がはっきりとしているものでしたから、こちらも安心して作業を行うことができましたが、状態によっては結果として新車価格を超えてしまうことも十分にあり得ます。

基本的には他店さまでのご購入車体でも作業はお断りいたしませんが、車両状態によっては、費用面で作業をお勧めいたしかねる場合もございます。安物買いのナントカになりませんよう。

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