なにわの市電。

201308121

ここ最近はあきれる位の暑さで、自転車に乗ることも億劫になりかねませんね。そんな時は部屋でゆっくりと読書でも、ということで先日購入のこの本。「また鉄道ネタかいな」という声も聞こえてきそうではございますが、ずっと大阪市内在住の私としては、古き良き風景や幼少の頃に見ていた街の景色が載っていて、時代の流れを感じつつ読み進んでおります。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、高度成長期に自動車が爆発的に増え、定時運行が困難になってきたことなどから、道路拡幅を含めた地下鉄への切り替えで廃止されてしまった大阪市電。現代においては法整備などによる自動車との共存、車両や設備のバリアフリー化などにより、地域によっては路面電車を見直される動きも出てきているようです。

お店への通勤途中など、ここ数年で「自転車」は確実に増えてきているな、と感じております。それ自体は非常に嬉しいことではございますが、信号無視をしている人、車道を逆走している人なども多く、まだまだこの程度、というレベルでしかないとも感じております。どのように周知していくか、どのように徹底していくか、非常に難しいところではございますが、一自転車店としてできることとして、御堂筋サイクルピクニックへの協賛など行っております(詳細はまた書きますね)。

結果として、増えすぎた自動車と共存できず、姿を消してしまった大阪市電。ここまで広まってきた自転車と重ね合わせるのは強引なのかもしれませんが、交通ルールを守ることは当然ながら、輪行時のルールや駐輪場所など、一人ひとりの考え方や心遣いひとつで、もっと良い環境になるはずです。今後の自転車文化の未来のため、自動車や歩行者、他の交通機関との良い共存方法を考えてみてはいかがでしょうか。

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