2016年 Brompton 研修旅行【6】

imageさてさて、楽しみつつの研修旅行ですが、どんどん更新してまいります。ホテルでの朝食も大変気に入ってしまい、ゆっくりといただくために早起きするのが日課(笑)という始末。

先日も書きましたが、パンがとても美味しいです。ホテルのグレードやお店の質にもよるとは思いますが、食べものが美味しくはないと言われるイギリスへのイメージ、全くそんなことはない!!!!と断言いたしますよ。

 

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imageTubeと呼ばれる地下鉄での輪行も慣れて、さも当然のように切符を購入します。料金体系として、乗車駅からの区間によって、zone設定がなされております。面白いのは、今回のように何度も乗ったり降りたりという場合には各zoneに合わせた一日乗車券の設定があったり、同じzone内であれば、National Rail(国鉄)にも乗ることが可能。地下鉄も国営ですから当然と言えば当然なのですが。

それと、ラッシュ時間帯には運賃が高くなるところも面白いところ。駅員の方が増員されているからかな?などと鉄道好き目線でのチェックが入ります、などと考えているうちに本社へ到着です。

到着後、本日の研修を担当してくださる方々とのご挨拶もそこそこに、実作業へ。今回の研修自体はB-SpokeというBromptonならではのオーダーシステム取り扱いに際しての必要な技術習得です。ご存知の方も多いとは思いますが、現在までのBromptonの地位を確立しているのは、その高い品質とそれを支える基本設計の高さ、部品供給の確かさにあります。

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※技術的内容は大変重要ですので、画像だけでご了承くださいね。

技術担当のジャックからの実演を見せていただきつつ、随時質疑応答を繰り返していきます。組み付ければ終了!ではなく、場合によっては交換可能、という前提での専用工具の使用方法、特にフレームおよびステムヒンジピンには交換に際してのオーバーサイズ品設定とその供給があること!リアヒンジにおいては、脱着に際してのネジロック剤の指定、シートスリーブ脱着の重要なポイントなどの説明をもあり、下手な作業は脱落やフレーム破損の可能性があることなど、まさに感心しきりでした!

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念のために記しますが、他社さまがダメ、ということではなく、Brompton社が徹底しすぎると言えるほどに徹底しているということ。後述いたしますが、安易な(フレームへ直接組み付けられる構造の)サードパーティ製品の組み込みはフレームの破損につながる、ということです。当店ではおかげさまで、プレミアムディーラーとして今までお取り扱いさせていただいており、今回の研修でその認識が正しかったということを再確認いたしましたし、販売店向けにこのような技術的研修をも開催してくださるBrompton社、それを支える輸入元さまの企業姿勢に、あらためて惚れ込んだのでした。

あ、上の画像は用意してくださったランチ。もちろんとても美味しかったのです。

午後は2チームに分かれて、リアヒンジ交換、メインフレームヒンジピンの交換、シートスリーブの交換作業を実際に行いました。ジャックは非常に丁寧に、なぜこのような手順になっているのかを説明してくれましたので、しっかりと頭に叩き込むことができました。

長くなりました。続きますよ。