ちょっとサイクリングその⑳・米原~近江八幡

ここ数日はおかげさまで非常に忙しく、当ブログの更新もさぼってしまっておりました。まだまだ落ち着いておりませんが、先週の木曜日にぶらぶらしてまいりましたので、その様子をUPいたします。

今回は米原から近江鉄道のサイクルトレインへ乗車。多賀大社と愛知川橋梁、旧中山道の散策です。まずはBromptonでJR大阪駅へ。平日7:58発の「ひだ25号」は大阪発高山行き。通常でしたら新快速でビューンと行くのですが、平日朝の混雑時間帯に輪行するのは気が引けるのと、この車両も置き換えが決定しておりますので、なくなる前に乗っておこうという魂胆です。

たまたま立ち寄ったコンビニで「近江ほうじ茶シュー」なるものがあったので、列車内の息抜きに購入。勝手にご縁のようなものを感じてテンションが上がり、非常に安上がりです(笑)。京都駅では大正時代の軒飾りが残されており、風情のある風景。とか言っているうちに米原駅へ到着。個人的にはこちら側の貫通型先頭車が大好物です。同じく下車した方もカメラを向けておられました。格好良いですね~。

JR米原駅と近江鉄道米原駅は橋上駅舎でつながっています。輪行袋へ入れたBromptonを持って一旦駅舎外へ出てから、取り出して展開、押して近江鉄道の改札口で切符を購入いたしました。平日でしたので一日乗車券は発売ございません。一旦多賀大社前駅まで。ICカード類は使用できないのでご注意を。

今回の特急「ひだ」が米原9:20着。近江鉄道の米原発多賀大社行きは9:35発。私はBromptonですし米原駅の勝手もわかっておりましたので、15分間での接続はまったく問題ございませんでしたが、次の列車となると約1時間後ですので、くれぐれもお気をつけください。

米原を出るとすぐ左手に鉄道総合研究所の風洞技術センターがあり、新幹線における過去の実験車両を見ることができます。そして数駅を過ぎると彦根駅。以前は旧型電気機関車がたくさん留置されておりましたが、既に撤去されております。この駅では自転車の持ち込みなどはできません。

で、分岐となる高宮駅で湖東近江路線と別れ、多賀大社前駅へ到着。頭端式の3面2線。乗車してきた列車(オレンジ色)と入れ替わりにお茶ラッピング車が出発していきました。

近江鉄道は西武鉄道の傘下ですので、基本的に西武鉄道の中古電車によって運行なされております。とは言え、そのままでは先の高宮駅にてホームへの接触可能性があり、車体端部がスパッと切り取られております。

多賀大社前駅はやはり玄関口としてしっかりとした作りの駅舎です。目の前には大きな鳥居があり、参道が続いています。立ち並ぶ店舗もいかにも歴史のありそうなところ、古い石柱が立ち並び、雰囲気が高まります。

ほどなくして多賀大社へ到着。石造りの太鼓橋が圧巻です。

本殿にお参りをしてから、大社前駅でいただいたガイドマップを拡げてみますと、ここから6㎞程離れた山中に、多賀大社のご神木があるとの記載が。ちょうどよい距離かなーと行ってみることにいたしました。

青々と広がる水田を抜けていくと、そこまで高くはないものの、なかなか急な山々が姿を現しました。

せせらぎの音色を横に、ぐいぐいと登っていきますが、外装3段ではなかなか厳しく、ところどころ押して登りました。

1時間弱ほど登り続けて、ご神木の石碑へ到着。実際のご神木はここから少し入った斜面にあるようですが、地面が非常にぬかるんでおり、この後の行程に差し支える可能性を考えて、今回はここまでにいたしました。また改めて来ることにいたしましょう。

そのあとは元の道を大社前駅まで戻ります。見かけたカニの甲羅はニコニコしているよう。

参道ではよい雰囲気の酒屋さんを発見。地酒を購入してゴキゲンです。お店の方と少しお話いたしましたが、盆栽を楽しまれているようで、お店に何点か飾っておられました。季節を感じますね。

そのまま高宮駅付近でとても低いガードをくぐり、旧中山道へ入ります。このまま南下してすぐ、高宮宿へ入りました。大鳥居がありましたが、ここから多賀大社までの参道になっているとのこと。

高宮宿の南端、無賃橋を渡り、松並木を抜けていきます。交通量はそれほど多くなく、多少路面があれている個所がありますが、どちらかというと走りやすいですね。しばらく走ってええ感じのうどん屋さんを発見。ちょっと遅い昼食にいたしました。

そのうどん屋さんの近くにあったのがこちら、豊郷小学校旧校舎群。重厚な雰囲気に惹かれます。あとで知ったのですが、某アニメの聖地とのこと。確か、そのアニメのキャラクターもBromptonに乗っていたような。偶然でしょうけれども。

ほどなくして、今回の目的地の一つ、愛知川橋梁です。明治時代に開業した近江鉄道ですが、その開業とほぼ同年代のトラス橋がいまだ現役で使用なされております。現代のシンプルな桁ではなく、幾重にも部材を重ねた構造は物々しく、耐久性を考慮した結果なのでしょうか?現代でも十分に通用する設計だったということなのでしょう。ちょうどよいところへ「赤電」塗色の列車が通過していきました。

明治の鉄橋の背景には東海道新幹線の車両。歴史のコントラストが素晴らしいですね。

撮影もそこそこに、以前にも訪れた五個荘駅の川砂採取線をチェック。未だに架線が張られており、現役路線であることが見て取れます。細いレールがひょろひょろと伸びるさまはどこかしら寂しさを感じますが、その上には東海道新幹線の列車が轟音を立てて通過していき、現代であることを思い出させてくれます。

五個荘宿の南端にある石碑。以前にも同じアングルで撮っておりましたね。

本来でしたら、ここからさらに中山道を逸れたところに、大正時代あたりに建てられた駅への道標が残されているとの情報があったのですが、いざ現地に赴いてみますと、跡形もなく更地になっておりました。歴史的なものですし、移設されたのかなとiPhoneで調べてみましたが、うまく情報を発見することができませんでした。とは言え、これはまた今度の楽しみにしておくことにして、再びペダルを踏んだその時にプシュー!!つい先日交換したばかりのタイヤがパンク(笑)。

速攻でチューブを交換し、近江八幡駅までダッシュ。途中には黄金色に光る麦畑があり、つい見とれてしまいました。

ほどなくして無事に近江八幡駅へ到着。ササっと輪行袋へBromptonを収納し、16:35発の新快速で帰阪いたしました。今回の走行は約58.5㎞、獲得標高は637mでした~。

次はどこへ行きましょうか??

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