ちょっとサイクリングその⑤・城陽~奈良

先週の木曜日は、ちょっとサイクリングへ。今回はJR奈良線の城陽駅前から山背古道を南へたどるルートを走ってまいりました。出発前に後輪のタイヤに不具合が見つかりましたので、取り急ぎシュワルベマラソンへ履き替えてから。今回はほんの少しのダート走行もありましたが、基本的には非常に走りやすく、お勧めのコースでした。

今回はGPSナビには頼らず、事前にインストールしておいた、山背古道アプリを参考に走行いたしました。モバイルバッテリーをバッグに忍ばせて、城陽駅をスタート。

アプリ内の地図を参照しながらグイグイと進みましたが、水度(みと)神社の境内を進むルートでしたので、さすがにそこは迂回!青少年活動センター友愛の丘を通り抜け、石碑の前で記念撮影。柿木が並ぶ古道を進みますと、中天満神社へ到着。この時点で走行距離は約6㎞でした。

ところどころ小さな祠があり、歴史を感じます。自動車の行き交う幹線道路と平行してくねくねと進む道なのですが、パッと開けたところにとても雰囲気の良い建物がずらり。左手側のお店でしょうか?まだこの時点では営業なされていないようでしたが、とても好ましい風情。

また細い横道へ入り、くねくねと南下していきます。結構細い道も多く、一部はあぜ道のようなところもあり、とても変化に富んでいますが、アプリの地図を確認しつつ、道路上にはこのような道しるべが描かれておりますので、それほど行ったり来たりはしませんでしたが、つい見落としてしまって引き返すこともしばしば(笑)。

そんなこんなでスタート地点から10㎞を過ぎたあたりで、竹林の中を通り抜けます。これがまたとても良い雰囲気。十分に体も温まっておりましたし、ごくわずかに上り基調でしたが、グリップ感も良く、ふかふかの路面を進みます。ランダムな石積みはとても古い時代のものではないでしょうか。ここでちょっと休憩。

竹林を抜けてしばらく走ると、なぜか桜が咲いていましたよ。勘違いしちゃったのでしょうか?

さらにしばらく走ると、JR奈良線が横に。踏切を何度か横切りますが、結構な頻度で221系や205系が走り抜けていきます。鉄道とほぼ並行しているせいか、古道それ自体は自動車の通行量は非常に少なく、のんびりボケーっと進むサイクリングには好都合です。しかしながら、踏切の警報機の音が聞こえてきちゃいますと、つい自転車を停めて通過を見送ってしまいます。

そのまま進むと和伎神社(わきじんじゃ)のすぐ目の前に棚倉駅があります。旧国鉄時代らしさの残る風情ある駅舎。そのすぐ近くにはビックリするくらい幅の狭い鉄橋も。Bromptonはかろうじて通行可能でしたよ。

次に立ち寄ったのは泉橋寺(せんきょうじ)。地蔵堂跡に露仏として鎮座する石造地蔵菩薩坐像は、鎌倉時代に造られたもので、高さ4.58メートルあり日本一の石地蔵として有名。わきの階段を担いで登り、泉大橋を渡ります。いかめしい印象を与える大きなリベットがずらずらと並び、独特なトラス構造が格好良い!調べてみると昭和25年に開設したものだそうです。

その後もこれまた別の古い橋をチェックしたり、溜池の鷺を撮ってみたり。

非常に変化に富んだ風景が面白いものです。板塀と土壁、白壁が共存していたりと、古道ならではなのでしょう。高低差はそれほどでもないにしても、道沿いの家屋がありますし、並走する国道が自動車優先となってくれたおかげだからでしょうか、道幅を拡大することもなく、現代まで生きながらえてきたのでしょうね。と言っているうちにゴール、上人ヶ平遺跡公園へ到着。ここまでがアプリ上では25.6㎞。ちょっと走り足りない印象でしたので、もう少し南下しようと、このままJR奈良駅までビューン。

平城山駅近くで、途中、CATEYE勤務時代の先輩とお会いして、ちょっと雑談。お互いに近況を報告しあうことができました。

観光客の方々が少しずつ戻ってきている印象のJR奈良駅、旧駅舎の前でパチリ。こちらの駅舎のほうが、古都を感じさせてくれるような気がいたします。今回はGPSの計測で約45㎞、獲得標高は468mでした~。

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